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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    土曜日の朝…、ちょっと用事がありまして外で朝を食べるコトにする。

    607e2c11.jpeg用事のエリアは秋葉原。
    地下鉄にのり、中央線に乗り換える。
    その途中にアトレにやってきて、それでおむすび。

    おむすび権米衛のファーマーズキッチンに来てすますことにする。
    朝から雨で、もしそうじゃなかったらちょっと歩いて、おむす人まで行っていたはず。
    けれど駅直結のこの場所に、どしても自然と足が向く。

    JRとか私鉄とか。
    大量輸送型の公共交通システムを牛耳る彼らが持ってる駅の周辺資産。
    この東京では驚くほどのポテンシャル。
    人を集めるというコトに関してこれほどパワフルなモノってなかなかないに違いない。

    おむすび3個をたのんで販売カウンターの裏にある食堂風のイートインで食べていく。
    梅とひじきの玄米むすび。
    ジャコと胡麻と大葉で作った白米おむすび。
    それに季節限定という、鮭とイクラのおいなりさん風。
    最初は違和感のあったパラッとほぐれるここのおむすびも、食べ続けるとどんどんおいしく感じてきます。
    おむすびを食べているというより、茶碗のような器を必要とせぬご飯のような感じでとてもたのしい…、今日もパクリとお箸を使っておいしく食べる。

    337740f4.jpeg特に玄米。
    コツコツとした確かな食感。
    そこにカリカリ梅が噛むたのしさをおしえてくれて、ひじきがシットリ、甘くて旨い。
    普通の梅干しのおむすびと違ってお米に満遍なくカリカリ梅が混ざってて、どこを食べても同じ味わい…、アリガタイ。

    甘辛に煮たお揚げの中にご飯、それから鮭にイクラという親子。
    食べてみたらば、お米も酢飯でこれは包まぬお稲荷さんではないの。
    これをおむすびと呼ぶには少々強引で、けれどおいしく、お腹も口も潤うたのしさ。
    まぁ、これはこれ。

    豚汁。
    それから鶏の唐揚げたのんで食べる。
    米粉を使った表面サクッと香ばしい、しかも味がシッカリ中まで入った冷めてもおいしい唐揚げで、かなりのボクのオキニイリ。
    けれどネ。
    せっかくお店の中で食べると言っているのにテイクアウト用のビニールパックに入れたまま、どうぞとよこす、気配りのなさがちょっと残念。
    料理はちょっとした気配りでもっとおいしくなるのになぁ…、って思ったりする。

    それにしても土曜日の朝というのにこの施設、かなりの混雑。
    東京という街は年中、動きを止めない街、少なくとも電車が動き続ける限りそれにあわせて動く生き物なんだなぁ…、ってこれまたしんみり、思う朝。



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    そしてアキバに移動して、待ち合わせの場所にみんなで集合。
    今日一日のメインイベントになる(であろう)イベントがはじまるまでの数十分を、お茶をたのしみそれぞれ互いに近況報告。

    okibazegafre.jpgセガフレード・ザネッティにてラッテを飲みます。
    フックラとしたミルクの泡。
    空気をタップリ含んだミルクが混じったエスプレッソはポッテリ。
    喉一杯を満たして、まるで撫で回すように下へ下へと向かってく。
    カカオの香り。
    焦げた苦味と砂糖をいれていないのに甘くてスキッと後味の良い旨みまである。
    あぁ、シアワセ。
    冷たい雨がお腹の中で帳消しになる…、そんなステキな朝のゴチソウ。

    それにしても秋葉原の街。
    朝から次々、大型バスがやってくる。
    そして止まって、中から次々、中国系の観光客が降りて一斉に家電量販店に飛び込んでいく。
    なりふり構わず、目的の物を手に入れようと活発に。
    買い物をして回る姿に苦々しさすら感じてしまう。
    それと同時に、ただ純粋に「まだ持たぬモノを手に入れる」ということをムジャキにたのしく思える楽天的がなんだか羨ましくもあり、切なくすら感じたりもする。
    でも多分。
    かつて日本のボクらがパリやニューヨークで、おんなじように現地の人から思われていたに違いない…、って思ったりもする。
    彼らがもっと豊かになって、日本のモノを必要とせぬ時代が来ても、こうして彼らが日本を訪れ見て感じるに値するモノが日本にあれば良い…、ってそんなふうにも思う朝。
     

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