ちょっと見たいお店があって、茅ヶ崎にくる。
湘南地方の中核都市で、サザンの街としても有名。
東京周辺の地方都市の中でも大きな住宅が多い、若干、裕福な街って思われてもいる。
けれどもともと農家が多く、家は大きくとも財布の紐は堅い土地柄。
つまり濃尾平野のような場所。
駅からバスで20分ほど。
郊外にでたところにある「ピッコリ」っていう店。
ピザとパスタの食べ放題で、最近、かなり成功しているというので来ます。
実はこの店。
茅ヶ崎で古くからある「かぶね」って言う居酒屋の郊外店舗があった場所。
道交法が改正になり、車で行かなきゃいけない店で飲むお客様が激減しそのあとイタリアンレストランに業態変えて頑張っていた。
でもなかなか周辺の「手堅い消費を好む」お客様から支持されなくて苦戦してた。
それを半年ほど前に、食べ放題のお店に変えて、試行錯誤のすえにやっと一人前になれたかも…、って。
確かに平日、ランチタイムが終わった時間というのにお店は満席で、ウェイティングがかかってた。
食べ放題だけど、時間制限ないのがここの特徴。
和食のお店を改装したってことで小上がり座敷があって、だから小さなお子様連れが食事が終わっても家のリビングルームでくつろぐ感覚で使っているのにまずはニッコリ。
食べ放題とはいえ、バフェ感覚で自分でとりに行くのはピザとサラダ、それからドリンクバー。
どれも時間がたってもあまり品質の変わらぬモノ。
パスタはメニューから注文し、厨房の中から運ばれてくるという仕組み。
無駄が無いしなによりパスタは出来立てのモノが当然おいしく、だからこれはいいと思った…、パスタメニューも全部で40種類くらいあり、選ぶたのしさも味わえる。
基本パスタは生パスタ。
リングイニ的な平打ち麺が基本でそれに、フリルがついたリボンパスタや貝殻状のショートパスタとソースに合わせて麺も選べる。
ムチムチとした生独特の食感が、時に顎に重たく感じる。
けれどソースがその生パスタにあわせて作ってあるので不思議とおいしい。
何より極太の丸い麺で作ったナポリタンスパゲティー。
油で焦げたパスタの表面香ばしく、粘り気のあるケチャップがパスタのムチムチと一体となり噛めば噛むほどおいしく感じる。
おじさんゴコロも満足できる、オキニイリ。
感心したのがピザの出来栄え。
ソースも具材も最小限で、けれど生地そのものが味わい深くて、いくら食べてもお腹がもたれることがない。
しかもソースが特徴的。
バジルソースは若干酸味を帯び、キュウリのような青々しさを感じてさわやか。
トマトソースはオレガノタップリ。
アメリカ的なる濃厚な味。
ペパロニだとか、オリーブだとか具材は基本一種類で、それを小さく切りわけてるから何度も何度も、お替りしながら食べ比べていくたのしみがある…、これでお昼は980円。
安いなぁと思いながらも、いまどき余程のコトがなければ1000円前後のランチなんて人は食べない。
そう思ったら「これは安売りではなくて、お値打ち感を売ってるんだ」って思う。
このお店をブラッシュアップしながら共有できるコトができればって思いもしました、よき勉強。
ちなみに食べログの頁が居酒屋だった頃のままでした、代わりに貼っておきましょう。
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夜は自宅の近所で仲間集まり軽く盛り上がる。
安くて決して失望しない、ほどよいレベルの居酒屋でチェーン店ではあるけれどチェーン臭さがないとこがよかったりする。
雨がシトリと降りはじめそれで次々、近所のサラリーマンがやってくる。
お店の人もてんやわんやで、でもこの忙しさが居酒屋という業態のたのしい雰囲気のひとつでもある…、だからなんだかウレシクなっちゃう。
ホッピー、ここの売り物の串。
シイタケやレンコンに肉を重ねてパン粉で揚げた串揚げや、イカの唐揚げの甘酢がけ、マカロニサラダに七味をかけて酒のつまみにしてパクリ。
明日は涼しくなるようで、風邪引かぬよう…、お願いだから空も風を吹かせぬようにとお願いします。
だって日曜の昼は花見をする予定なり、金曜日。
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