秋葉原でのイベント終了…、それでアキバでランチにします。
トゥッカーノ。
ヨドバシカメラの秋葉原店の駅の反対側にある店。
小さい。
10人座って一杯の馬蹄型のカウンター。
中にキッチン。
肉を塊のまま串にさしローストしていくバーベキューマシンと、鉄板を焼くためのストーブがあるだけという簡単なモノ。
けれどメニューもほぼ肉だけだから、これで十分。
むしろ肉をたのしむことに集中できるたのしい空間になっている。
今日は雨にて窓をあけることが叶わず、お店に入ると肉が焼けてく煙が充満していて、まずは自分の体が焼けてくような気持ちになるのがまたたのしい。
ランプ肉を1ポンド。
500グラム弱という、その塊をチンチンに焼いた鉄板の上に乗っけてどうぞ…、と。
この肉、見事な赤肉で脂をキレイに掃除している。
注文してから大きな肉の塊を掃除に、筋をキチンとひいてほどよきサイズに切り分ける。
だからツヤツヤ。
塩と胡椒をタップリほどこし、当然、目の前にやってきたときにはほぼ生の状態だけどそのうつくしさにウットリします。
それをまずはヒックリ返し、肉の両面が焼け始めたらまずは一口。
表面こんがり、中はレア。
まるでマグロの赤身のような若干酸味を帯びたおいしさ。
生に近い肉がピトッと舌にはりつき、噛むとネットリ、奥歯にからむ。
塩のうま味が肉と混じって、グイグイ、うま味を引き出してくる。
肉はバチバチ音をたてつつ、ゆっくり熱を吸収していく。
つまり焼けていくのであります。
熱の通った肉はガツンと硬さをまして、奥歯を伝って顎においしさ伝わってくる。
クチャっと奥歯にあたった肉が、ゆっくり崩れてまさにステーキ。
半分ほどを食べたところで、調味料をちょっとづつ。
例えばサルサ。
刻んだ玉ねぎをライムジュースに漬け込んでそこにパプリカと赤唐辛子をくわえたモノをタップリのせる。
シャキシャキとした玉ねぎのみずみずしさが肉の食感、やさしくさせて、玉ねぎの苦味が肉に甘くをくれる。
あるいはニンニクをタップリくわえた醤油ダレ。
醤油の香りってなんでこんなにおいしいんだろうってうっとりしながら、実は先日までここになかったタバスコをバシャバシャかけると、それが一番おいしく感じる。
酸味に辛味、それから酸っぱいタバスコ独特の香りが、焼けすぎた赤身の肉が持ってる臭みを全部帳消し…、あっという間に鉄板いっぱいの肉がお腹に収まった。
サラダにご飯、それから肉のうま味を移したコンソメスープ…、かなりたのしくお腹いっぱいにしてもらう。
周りをみるとみんな肉でお腹いっぱいになるためにやってきている人ばかり。
このランプ肉にディップ液につけた鶏のもも肉をこんがりローストしたガレットや、自家製あらびきソーセージを追加で食べる人もたくさん。
なによりみんなシアワセそうで、肉のパワーに感じ入る。
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食後をどこかでお茶でもしよう…、と、思っていろんなお店を訪ねてみます。
ただ、どこも一杯。
なんてことない店にも待ちの行列ができるほどにて、何より道路にあふれる人の多さにうんざり、早くココを離れたくってしょうがなくなる。
それでススッと神保町…、ミロンガ・ヌオーヴァにやってきます。
アルゼンチン・タンゴが流れる、おだやかにしてやさしい空間。
昔、近所にオフィスがあったときにはときおり、仕事に詰まると歩いてここまでやってきてココロのりセットしたものでした。
お店なんだけど、どこか家の形をしていて、来る度、こんな場所にもしも住めたらいいだろうなぁ…、ってジンワリ思う。
ココロが戻りたくなるような場所であります…、オキニイリ。
なぜなんだろう、先日ここにやってきたときも雨の日だった。
雨降る気配がお店の中までしのびこんできて、シットリとした空気も一層潤っていく、コーヒーのんでのんびり食後の時間を過ごす…、さて帰ろ。
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