サカキノホトンブログモスバーガーカフェ

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モスバーガーカフェ

銀座と新橋の境目にある、インズっていうガード下の街。
そこにモスの変わり種、「モスバーガーカフェ」がひっそりとある。

国立を一号店とする、模す本来の世界をたのしんでいただきましょう…、って趣向のフラッグシップ。
インテリアもオリジナル。
商品も半分ほどがオリジナル。
ロゴすらもオリジナルという「オリジナル」。
ずっと気にはなっていて、近所に来る度、お店の前で中を覗きはするけれど機会になかなか恵まれず、それで今日。
遅めの昼をここにする。

ファストフードのように思えぬ外観で、中に入るとお店の奥にファストフードのカウンター。
それがなんだか不自然にさえ思えぬ快適。
たしかにまるでカフェのよう。

それにしてもこれほどおしゃれにしつらえたのに、入り口付近にベタベタ貼られたポスターたちやステッカー。
無遠慮、無粋、無神経。
勿体ないったらありゃしない。
カフェとは「非現実な日常を売るべき装置」。
だから絶対やっちゃいけないことのひとつがこうしたコト。
まぁ、しょうがない、チェーンだものね…、って気を取り直しお店に入る。

自然素材の椅子とテーブル。
壁をかざる「ディックブルーナ」のかわいらしい絵。
セットについてくるコーヒーのカップの柄もディックブルーナ。
モダンでやさしく、しかもとても明るいモチーフ。
いい感じ。
メニューはハンバーグを使ったカフェ飯風のプレートランチや、シーザーサラダ。
あるいはスープご飯が15種類ほど。
モスバーガーのキッチンの中にある食材を使ってちょっと手間かけました…、って感じの料理と、普通のモスにおいてあるバーガー類から10種類ほど。
ここにしかないオリジナルものにも今日は湧くが、定番商品がどう違うのか、それとも同じか？
興味があって、それでテリヤキバーガーをセットでたのむ。
お金を払ってセットコーヒーをまずはもらってテーブルにつく。
残りはお店の人がもってきてくれるというセミセルフサービス的なる提供スタイル。

５分足らずでできあがり、木のトレーにハンバーガーとサラダとポテト。
サラダはガラスのサラダボールに入ってきます。
ちょっと上等。
テリヤキバーガーの味はそのまま、モスの味。
けれど不思議とおいしく感じる。
ここの料理は、本来、こうした場所で豊かな気持ちと一緒にいただく、ようにできてる…。
そんな気がする。
マクドナルドのハンバーガーをおしゃれなカフェで食べておいしく感じるか？って、思うとそれは違うと思う。
マックは合理の塊で、だからプラスティックがよく似合う。
モスは自然素材が似合うブランド。
おかえりなさい、テリヤキバーガー！
ねぎらう気持ちでパクっと食べる。
ジュワッと旨味が口に広がる、今日はとってもいい天気。

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