サカキノホトンブログマックドッグにマックカフェ

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マックドッグにマックカフェ

マクドナルドの朝。

くやしいことにときおり無性に食べたくなるのが、このホットドッグ。
登場したとき。
塩辛いだの、そのくせ味にメリハリがないだとか散々、酷評したはずなのに…。
なぜだか口がこのソーセージの「プチュン」とした食感を思い出しておねだりをする。
肉汁タップリ…、って訳でもない。
肉の噛み応え感であるとか存在感があるワケでもなく、ただこの「プチュン」。
フカフカとしたたよりないホットドッグブレッドもこのプチュンをひきたてるため。
それとソーセージの熱々を、一秒でも長持ちさせるためのもの。
すべてがこのソーセージの「プチュン」のためにある、抜群のチームワークのようなものを感じる。
当初感じた塩っぽさも、最近ちょっとやわらいだよう。
食べ慣れたからおいしく感じる？
それともチョッとづつ進化してこの味になったのか…、よくわからないけど、オキニイリ。

それからマックのアイスコーヒー。

ほぼ１００円で口にすることができる飲み物の中で、おそらく最高水準に位置するんじゃない？って、ひそかに感じる。
プレミアロースト。
化学と科学とマシンの力でおいしくなった、マクドナルド的叡智の塊。
ホットコーヒーはちょっと人工的な味がする。
華やかすぎる香りと、強調されたコーヒーらしさ。
カラメルっぽい濃厚な苦みとコクが、飲み続けると口が疲れる。
その点、つめたくなったコレ。
氷の中でそれぞれの個性的がこなれて若干やわらかになり、それでかなり飲み易くなる。
MacCafeって名前で作った、対スターバックス的高級ファストフード業態は失敗したけど、こうして既存のマクドナルドの中でおいしいコーヒーが生き残って生き延びている。
これもひとつの進化の方法。
今の世の中、こんな気軽がいいのかも…、ってそんなことを思ったりする。

ところでこれ。
歯磨き粉屋さんのとても賢いプロモーション。

歯磨き粉を作るメーカーにとって、最大のミッションは何？

…、っていうとこれは確実に「子供たちに歯磨きの習慣を植え付ける」ということ。
子供の頃からその必要を教え込めば、やがて大きな実りを得られる。
マクドナルドが世界的なる成功をみた、マーケティングの基本のひとつ。
例えばアメリカを代表する歯磨き粉メーカー「Colgate社」は、ずっと子供が集まるイベントで歯磨き粉のサンプルを配っていた…、というのです。
が…。
そもそも歯磨きが嫌いな子供に、その嫌いの素を配っても効果はでない。
でもって、方向転換。
子供たちに「アイスクリームバーを配りましょう」キャンペーンをしたっていいます。

その配られたアイスクリームバーに実は仕掛けをほどこした。
ズンズン、アイスクリームを食べていくとバーがちょっとづつ出てくるのだけど、それがなんと「歯ブラシの形」をしている…、という工夫。
これを食べたら歯磨きを！…、ってとてもやさしく気のきいたたのしくステキなメッセージ。
躾の基本は「飴と鞭」…、ってことなのでしょう、おもしろい。

さすがにマクドナルドの「あの」ハッシュブラウンのパッケージ。
一個丸ごと食べ終わったら、ゴールドジムの一日無料体験チケットが入ってた…、なんて自己否定的プロモーション。
ぞっとしません、笑えません（笑）。

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