東京駅から移動の一日…、熊谷に向け出発途中に途中下車。四ツ谷の「おむす人」にて朝をとります。
おむすびの専門店で、市ヶ谷に住んでたときには一駅歩いたご褒美に、駅の手前のこの店のおむすびがあり、よく通ってた。
おむすび専門店はたくさんできた。
どこもお米の素性正しさとか、具材の多彩を競って特徴出してがんばっている。
けれどこの店…、お店の名前が「おむす人」。人がむすんだおむすびで人をもてなすというその一点に差別化がなされているようで、ボクは好き。
おむすびみたいな単純で、熟した料理は変にアレンジするよりも、それを作ってくれる人の人柄だったり風情だったりを感じることでおいしくなってく料理なんだと思うのですネ。
だから、おかぁさんが作ってくれたおむすびは美味しく感じる。
ここの店にはそういうおかぁさんがいつもいて、一生懸命、しかもたのしくにこやかにおむすび作ってくれるから、ホッとできるし元気ももらえる。
今日もニコニコ、いつものおかぁさんたちが作ってくれたこれ。
シャケといくらの親子むすびと、梅とおかかの縁むすび。ここでは二つの具材を一緒にむすんでもらうおむすびを、縁むすびって呼ぶのですね。
それに揚げたてソーセージ。
このソーセージがみずみずしくて、噛むとパキッと楽しく歯切れて中からジュワッとおいしいジュースがほとばしり出る…、前からずっとおいしかったけど特に今日のはおいしく感じる。
ソーセージが変わったのでありましょう…、ただしき進化はありがたい。
そしておむすび…、大きくずっしりしてみえて、手に持ち上げると予想以上にズッシリしてる。
なのにパクリと噛んで食べると、意外なほどにハラっと軽い。
空気をたっぷり含ませて、ご飯の粒を潰さぬようにとやさしくむすんでいるからでしょう…、口の中でパラリとほぐれて口に散らかり炊きたてご飯にもどってく。
具材はタップリ、どこを食べても必ず具材にいきあたるほど、満遍なく入ってておむすびの上にチョコンと具材が貼り付けられてる。
いくらの粒がこぼれ落ち、海苔に張り付きキラキラするほどそれはタップリ、ありがたい。
キッパリすっぱく目を覚まさせる梅もおいしい。
嚙むとプチュリと潰れてご飯をおいしく濡らすイクラのおいしさ、みずみずしさにニッコリしました。ひさしぶりにて堪能します、ずっとここではこうしていてね、と思う朝。
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今日は交通機関がいささか乱れる朝でござって、丸ノ内線がしばらくとまりおむすび食べて乗り換えた中央線もしばらく止まった。
東京駅でほんの少しの乗り換え時間…、それでもなにかお供が欲しくディーンアンドデルーカに来て、季節の飲み物ひとつ買う。
キャラメルパンプキンという、まさに今の時期の飲み物。
かぼちゃ色したぽってりとした見た目で、飲むと、その印象をまるで裏切らぬぽってりとしたやさしい飲み口。
キャラメルっぽさはほんのかすかで味の主役はあくまでかぼちゃ。
ちょっとザラっとした食感が、まるでかぼちゃの繊維が喉をなでてるような気持ちになって、気持ちもお腹もあったまる。
朝のココロを落ち着かせ、たのしいペースをとりもどす。
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