朝、ひさしぶりに部屋を出て表の空気を吸ったついでに、朝を買う。
近所のフクヤベーカリーにてお弁当。
二色弁当っていうのがあってトロンと仕上げた炒り玉子に鶏のそぼろがご飯にのっかる。
玉子が甘くてみずみずしくて、ホツホツそぼろは歯ごたえたのしい。
久しぶりにお米のご飯を食べたけど、やっぱりなんておいしんだろう。
口の中をシットリさせて、味わい豊かで体の中に滋養が満ちる。
冷蔵庫の中にあったトマトを食べて、酸味と色鮮やかな香りにウットリしながらしばらく家で仕事をこなすことにする。
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銀座で軽く打ち合わせ…、せっかくだから極上空間で話をしましょう。
それでウエスト…、空気も凛々しいお店であります。
お店の入り口脇の壁には一面、棚が作られ中にはレコードがギッシリ…、すべてクラシックの名盤でレジの脇にはプレーヤー。
そのまた横にはベートーベンの胸像があり、そこだけみるとまるで学校の音楽鑑賞室のよう(笑)…、今日の音はブラームス、交響曲の3番がかかっております。
うつくしき音、華やかにしておだやかなホルンの響きにウットリします。
とは言えその名曲を静かに聞くことを強要されぬところが名曲喫茶と違うとこ。
あくまで音楽は、ココが日常的な空間からほんのすこしだけ距離をおいた特別の場所なんだというコトを知らせるためのメッセージ。
気持ちおだやか、さてコーヒーをとお願いします。
途端にテーブルの上がにぎやかになる。
真っ白なテーブルクロスがひかれた食卓。
小さなグラスに冷たい水と布のおしぼり。
グラスに氷は入っておらず、けれど霜がふるほど冷たい。
何度もお代わりしてくださいネ…、というコトなのでありましょう。
コーヒーもお代わり自由。
しかもおかわりくださいと言う必要がない。
そんな無粋なコトをせずとも、カップが傾く角度を見極め、「そろそろおかわりはいかがですか?」と。
ニッコリしながら近づいて聞いてくれるところがステキ。
コーヒー自体は特別おいしいワケじゃない。
昔ながらの喫茶店的、酸味が最後にスキッと残るほどよき旨さのコーヒーで、けれど程よくあったか…、フウフウせずとも飲める温度でやってくるのが、会話を遮るコトなき配慮でウレシイ限り。
キラキラ光る磨き上げられたシュガーポットにクリームピッチャー。
それらをのせたトレーまでもが見事に磨かれ、ボクの気持ちまでピカピカ磨かれたように明るくなった…、仕事の話しもキラキラたのしく仕上がった!
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