ちょっと早目ではあるけれど、お腹に何かを入れておこうかと…。
有楽町の交通会館。
地下の蕎麦屋で蕎麦をズルリと。
実は、おでんがおいしい甘味喫茶でお弁当を食べようかと最初は思ってココに来た。
不思議と食欲がヘンテコリンで、甘いもの。
例えばあんみつなんかを食後に食べれば、元気もでようと。
けれどさすがに夕方早目。
銀ブラ婦人がにこやかに。
テーブルすべて埋まった上に、待ち人ありでそこは断念。
それで同じフロアーの蕎麦屋。
「満留賀」に来ました。
東京のいろんな場所に、同じ名前のお店が沢山。
長寿庵とか更科だとかと同じ感じの、暖簾分け的お店の一軒。
とびきりおいしいわけではないけど、どれもシッカリ味わい深い。
しかもココでおいしい料理が「あんかけそば」でありまして、今日のように外は寒くてしかも体もちょっと寒目の日にはとってもうれしい商品。
昼間はサラリーマンでにぎわう店も、さすがに中途半端な時間でのんびり…、テーブルにつきぼんやり料理を待ちました。
茹で置き麺のない時間にて、麺を茹でてザブザブしめる時間が少々必要で、けれどできたて…、ポッテリとした丼をトロンと満たす鼈甲色のあんかけのあん。
丼をちょっと揺すると底からプクリと泡が湧く。
あんで閉じ込められた出汁が泡になり浮き上がってくるのでしょうネ…。
そのままれんげで上のトロミをトロンと味わい、喉を撫でつつお腹を中から温めるあんかけパワーにまずはウットリ。
グルンと丼の中身をひっくり返すと出汁とほどよくあんが混じりあい、麺にからんでスベスベ口から喉を潤す…、細めの麺がよくからむ。
お麩にかまぼこ、タケノコ、シイタケ、小松菜の茎…、具材それぞれが食感、味わいにぎやかでお腹の中もにぎやかになる、オゴチソウ。
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お腹を満たし、それでもやっぱり甘いもの。
セガフレード・ザネッティに駆け込んだ。
エスプレッソの専門店。
けれどココの甘いお菓子はなかなか旨い。
アメリカンスタイルではない、ヨーロッパ菓子。
しかもイタリアンアクセントのきいた大人のお菓子が多く揃っているのでかなり重宝します。
季節、季節で景色が変わるショーケースの中で一番目立ったものが「フォンダンショコラの冷たいの」。
熱々にして、中からトロリとチョコが流れだすのを味わうチョコレート味のケーキがフォンダンショコラというのに、これは冷たい。
冷たいけれど、口の中でとろける感じがフォンダン風だというのでワクワクしながら買って味わう。
うーん、おいしい…、確かになめらかフォンダン風。
生チョコがケーキの形をなしてるようなそのなめらかにウットリします。
エスプレッソを口に含んで、とろけるチョコをとかして味わう…、するとスベっとお口の中がカフェモカみたいになっていく。
体が芯からあったまっていくようなシアワセ感じる…、オゴチソウ。
ところでお店でおじさんが大きな声で、「なんで同時に注文したモノが同時に出せないんだ」ってお店の人を叱りつけてた。
たのんだものはカプチーノ…、一杯、一杯作らなくちゃいけない飲み物。
だから同時に出せなくて当然なのに、同行のもうひとりのおじさんに「飲食店では同時に注文したものは一緒に出さなくちゃいけない決まりになっているんだ」としたり顔で言いながら、カウンターを叩いて早く出せと促す。
あんたの知識はボタンひとつでコーヒーが出来るお店や、ファミリーレストランのようなお店の常識でココはそういうお店じゃないんだ…、と諭してやろうかと思ったけれど、そんなコトを言ったってわかる相手じゃなさそうだから、言うのはやめた。
こういう中途半端な知識で飲食店で働く人を困らせる人があまりに多い…、それがとても残念で悩ましくって、申し訳なくすらある最近。
なんとかしなくちゃいかんです。
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