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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    それから大阪に移動して、短い打ち合わせの後、静岡に移動。

    taimesi.jpg東海道を西から東に小刻みに移動しながら人と会う今日。
    ひさしぶりにやってきた静岡の駅の周辺は、驚くほどにうつくしく県庁所在地としての風格を漂わせていた。
    街が郊外へ郊外へと広がって、駅前の街が壊れてしまった浜松と、一味違って町中心部が健全な街。
    ふんばってる…、っていう感じ。
    けれどJRが作ったターミナルビルの構造や駅ナカ施設の雰囲気が浜松駅とよく似ててボク今どこ?って不安になっちゃう。
    日本全国おんなじような駅になるのは、ちとさみしい。
    分かりやすい目印ひとつ。
    弁当屋さん。
    駅弁売ってるお店の名前が自笑亭ならココは浜松。
    その駅弁が東海軒のモノだったらばやっぱりココは静岡だった…、って感じであります。

    新幹線に乗る前に、おやつをかねて東海軒の「鯛飯」を買う。
    おやつといっても今は夕方。
    実は、昼がサンドイッチでちょっと小腹がすいてしまってそれで弁当。
    この東海軒の名物とでもいいますか…、この会社が静岡を代表する弁当屋さんになるキッカケを作った名物弁当。

    新幹線の中で弁当食べるというのは、ボクにとっては珍しい。
    なんだか出張というより、旅行に来ているみたいな感じがなんだかたのしく、ワクワクしながら封を切る。

    tai.jpg鯛飯っていろんな流儀が日本全国にあるようです。
    ボクの田舎の鯛飯は鯛を丸ごとご飯を一緒に土鍋の中で炊き上げる。
    炊き上がったら鯛の身ほぐしてご飯と混ぜる炊き込みご飯のようなスタイル。
    これが同じ愛媛県でも、南の宇和島方面にいくと鯛の刺身を出汁につけ熱々ご飯に乗っけてたべる、ぶっかけ飯のような感じになっていく。
    ところでココのは煮た鯛をそぼろ状にしてご飯の上にビッチリまぶしたタイプでござる。
    三島名物もこんな鯛飯。
    ご当地的というコトなんだろうなぁ…、と思って調べてみたらばなるほど。
    鯛は甘鯛。
    甘鯛という鯛。
    身がやわらかですぐにほぐれてしまう身質で、だからそれを逆手にとってほぐしてそぼろのようにして、ご飯にかけて食べる食べ方。
    この地方で取れる鯛といえば甘鯛。
    だから理にかなった料理だったのでありましょう。
    そぼろの下のご飯も鯛を煮込んだ煮汁を混ぜて炊いた炊き込みご飯でどこを食べても、魚の風味が香るゴチソウ。
    鯛のそぼろもおかずの煮物も昔ながらの甘さを発し、今日一日の疲れがとれる感じがするのにニコリとなった。
    ひかりは行くよ…、東京へ!

    328ca088.jpg東京につき、東京駅の近所で軽く打ち合わせ…、そのまま自宅に帰る途中、弁天庵で今日の仕上げをすることにする。
    今日は毎食、ちょっと物足りない程度の量ですませる不思議な日。
    だからおいしいお店を見るとフラッと足が向いちゃう。
    東京駅のキッチンストリートで、頂上麺を食べたくなってけれどそれだとちょっと重たく感じて必死に、気持ちをひっぺがすようにしてやっと四谷三丁目…、しめしめ、これなら〆を我慢できそうだぞって思っていたらば、ココにつかまる(笑)。

    ec6ef0bb.jpgお店の表に季節商品の立て看板。
    みると、なんと。
    辛味大根のぶっかけ蕎麦があるではないの。
    辛味大根は大好物。
    それにしようとお店に入り、それをたのんでそれ食べる。

    口の広がった大きな深皿。
    お鉢とお皿のよいとこどりのような感じの器にコンモリ。
    蕎麦の上にタップリ刻んだ緑のネギと、削った鰹節、そしてすった切干大根。
    たのんでしばらくしたとこで、ゴリゴリ、大根をすりおろす音が聞こえてきてた。
    辛味や香りを際だたせるため注文してからおろす贅沢。
    タレは別ぞえ。
    生醤油、それからすだちを添えるという組み合わせが、讃岐の生醤油うどんのような感じもさせる…、オモシロイ。
    タレを全部ザブンとかけて、すだち搾ってグルンと全部を混ぜ合わせ、ズルッと食べるとおどろくほどにみずみずしい。
    水でギュギュッとひきしめられた麺がキリッとしてて、ゴリゴリするほど歯ごたえがよく口の中でバッサバッサと暴れてく。
    シャリシャリそこに刻んだネギが潰れて食感さわやかで、口の中が潤う感じ。
    辛味大根の辛味があとからおいかけてきて、お腹をホットにさせていく…、燃えるようなその食感がボクは好き。
    生醤油かけると不思議なコトに甘みがまして、味にコクもくわわってくる。
    朝早くから動きまわった一日を、見事にしめる、さぁ、お風呂。

    そういえば、弁天庵のポイントカード。
    たしか一度もらって貯めてみようと思って、今はどこにあるのやら…、有効期限3ヶ月ってこと、七福神を全部集めてみましょうか!
     

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    浜松と静岡
    浜松と静岡の対比、お見事です!
    ホントに浜松、何とかならないのかしら…
    倒産した百貨店の建物が、10年放置されてますし。
    一方の静岡は、駅の真ん前を国一が走り、地形的にも山が迫ってきているので、広がれないというのもありますが…
    駅ビルの会社は、浜松ターミナル開発と静岡ターミナル開発。
    同じ会社といってもいいくらいです(笑)
    ちょびさん / 2011/10/21(Fri) /
    地方都市
    > ちょびさん
    地方都市。
    もっと個性豊かになるといいのになぁ…、って思います。
    ノッポなビルを建てるコトが街づくりって勘違いしてしまったコトが浜松という街の不幸の始まりだったのかもしれません。
    人が歩いてたのしめる路地作りの方がずっと大切なのだと思うのですけど。
    とは言え、浜松。
    ずっと仕事で通った街です。
    もっと元気になるといいなぁ…、と思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/10/21(Fri) /
    記憶の鯛飯駅弁
    若い頃、尾道駅で買った鯛飯が今でも忘れられません。
    こちらは鯛のお出汁で炊いたご飯と粗めの鯛そぼろに香の物と云う
    シンプルなつくりでしたが、しみじみと美味しいものでした。
    後年調べてみたところ、販売が終わっているようで寂しいのですが…
    タカハシケムヂさん / 2011/10/21(Fri) /
    駅弁
    > タカハシケムヂさん
    電車が早く、便利になっていくに従って、駅弁をたのしむ時間と余裕がなくなっている。
    地方の駅弁は、電車の中で食べるものじゃなく、百貨店の催事場で売られるものになりはじめているようで、ちょっとさみしいですね。
    尾道の鯛めし。
    瀬戸内的でさぞおいしかったに違いないと推察します。
    勿体無いですね。
    サカキシンイチロウさん / 2011/10/21(Fri) /
    浜松
    通院で足を運んでますが、駅前で一休みするのも食事をとるのも難儀してます。

    箱物がじゃんじゃんできては、箱だけ残ってます。どうにかならないのかしら?

    でも、頑張ってる個人店もあります!!
    ランチスタート11:30だから、採血直後に食べれないけどさ…
    mioさん / 2011/10/21(Fri) /
    個人のお店
    > mioさん
    大きく立派な箱の中に入れる大企業レストランは、どこか凡庸。
    人の血が通っていないように感じてしまう。
    全部が全部そうではないでしょうけれど、損をしてるなぁ…、って思いますネ。
    個人で一生懸命やっている、目立たないけどステキなお店。
    そうしたお店にとって優しい街になってくれるといいなぁ…、って思いますネ。
    サカキシンイチロウさん / 2011/10/21(Fri) /
    偶然っ
    この日の仕事

    タイ飯でありました

    ゴキゲンな彼女プロデュース

    ぴしゃっとおさめてから

    みんなでいただきました

    おいしいっ!

    あまりはおにぎりになって

    冷蔵庫で出番をまってます

    同じ日に

    おなじ

    タイ飯

    連鯛感、ありありでございます(笑)
    ネコスタさん / 2011/10/22(Sat) /
    おいしい偶然
    > ネコスタさん
    炊き込み式の鯛めしでしょうか。
    鯛めしつながり。
    なんだかウレシイ偶然ですね。
    この週末は、いただいた九州のおいしい麺を次々作ってためそうと思っております。
    まとめて日記で報告します。
    サカキシンイチロウさん / 2011/10/22(Sat) /
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