お茶を飲みます…、イリーでお茶。
エスプレッサメンテ・イリーという正式名称のこのお店…、くるたびつくづく、ディオニソス的ラテンなお店とウットリします。
アメリカ人やフランス人、ましてやイギリス人はこうしたお店でお茶を飲もうとは思わないに違いない。
だってどうみてもクラブのドリンクカウンターにしか見えないもの。
キラキラしていて色のコントラストが強くって、しかもお店に流れるBGMもクラブ系のズンドコ音楽…、思わず踊りたくなる雰囲気、大人な感じでボクは好き。
お茶ですまなくなるのがココのたのしいところ。
サンドイッチがなかなかに良い。
プチプチ、奥歯ではぜるごまパン。
パニーニを焼くためのトースターで焼いてくれるので、コンガリ焦げ目がキッチリついてる。
甘い香りが食べる前から、そのおいしさを予感させる。
ムチムチしてて、けれどサクッと歯ぎれる食感。
それだけ食べても、十分おいしいパンを使って、その味わいに負けぬ具材の組み合わせ。
普通のサンドイッチにはない具材が多い。
アスパラガスとパンチェッタ混じりのポテトサラダ。
エビのカルボナーラソース和えとか、パンではさまずパスタの具材にしてみたくなるモノを大胆に挟んで作る。
こんな組み合わせがあるんだ…って、勉強にもなる…、オキニイリ。
とは言え今日、いつもは朝しか置かれていない「ハムエッグ」のサンドイッチが一個だけショーケースの中に残っていたからそれにする。
フッカリとした卵焼きが主役のサンドイッチで、けれどこれがいわゆる「ハムと卵焼きのサンドイッチ」とは一味ちがう。
ハムがボロニアソーセージ。
ガーリックの香りが強くて食欲そそる、しかもトースターで焼くとトロンと豚の脂がとろけて甘い香りと風味を漂わせるのがかなりイタリア的でおいしい。
マヨネーズじゃなくチーズソースをほどこし挟んでいるから、ますますイタリア的なる濃厚なコクと香りがしてきてカルボナーラっぽいコッテリ感にウットリします。
ミルクタップリのラッテをたのむと、マグにザザッと注いでくれる…、ラッテアートはたのしめないけどゴクゴク飲めて、体潤う感じがステキ。
ズンドコミュージックを体の芯に染み込ませ、元気をもらって、さて仕事。
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そして夜の小腹にちょっと焼きそばを焼く。
先日、出張した先で貰った「伊勢志摩焼きそば」というご当地焼きそば。
袋麺の形をしていて、けれどちょっと変わった作り方。
具材を炒めて麺を入れ、そこに付属の液体ソースとお水を入れて煮込んで仕上げていくというモノ…、麺が平打ち、パスタのようでシットリ仕上がる。
具材はありあわせのモノで、チョリソにハムにベビーコーン、それに玉ねぎ。
だから見た目もパスタのようで、けれどオイスターソースがベースの味は日本の焼きそばというよりも、上海風の焼きそばみたいでこれがなかなか旨い。
焼いてないのに香ばしく、ムッチリとした麺の歯ごたえがオモシロく、ご飯がなんだか欲しくなる。
七味をタップリふりかけて、ハーハーしながら食べるとお腹が汗をかく。
地方地方にたのしい料理があるってステキ…、日本はイケてるって思う夜。
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