サカキノホトンブログレイ

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レイ

ひさしぶりに焼きそばを焼く。

今の部屋に引っ越す前。
５年間ほど、市ヶ谷の部屋に住んでいた。
そのとき執着していたモノが、「焼きそば作り」でありました。
一週間に一度のペース。
年間大体５０食。
５年間で最低２００回ほど焼きそば作っていたんじゃないかな？
いろんなタイプをためして作った。
決して難しい料理ではなく、けれど創意工夫で驚くほどに味の印象がかわってできる。
だから作り始めると、どんどんたのしくなっちゃって、いろんなレシピを作ってひとり悦にいってた。

中でも一番好きなレシピで今日は作って食べてみる。
具材は３種。
ピーマン、ナルト、それからハム。
どれも同じ細さに切ります。
ただハムだけは繊維に逆らい切ってくとボロボロ崩れてひき肉みたいになっていく。
けれどそれを構わずザクザク。
それぞれ具材に役割があり「香り」「食感」それから「うま味」。
ピーマンは緑の香りのためにあり、ナルトはクニュクニュした食感。
うま味を出すのはハムでなくてもツナでもよくて、他にも豚肉、あるいはベーコン…、うま味を持った素材ならなんでもよしで今日はハム。
コツは麺をあげやきするコト。
袋麺を電子レンジでチンとあっため、多めの油でカラカラ炒って焦がしていきます。

表面にこげ色がつき、麺に細かな気泡があいたらまずパーパータオルの上にとり、余分な油を素吸い取らせとく。
油をすててそこにハムを入れて炒める。
ハムの脂が溶け出して甘い匂いをさせはじめます。
そこにピーマン。
それからナルト。
カラカラ炒めてピーマンの表面つやっと汗をかく、そのタイミングで麺をほぐしてフライパンにもどしてやります。

袋麺についてるソース。
その粉末を５０ccの出汁と５０ccのお酒でといたモノをジュジュっと放りこみ、それから蓋する。
バチバチ、ソースが蒸発するような音がおさまり蓋をあけると揚がった麺が少々しんなりしてみえる。
カシャカシャ水気をシッカリ飛ばしてお皿にもって出来上がり。
クシュッと奥歯で壊れ潰れる揚がった麺が騒々しくてたのしくて、一緒にカリッとピーマン歯切れて香りもさわやか。
ナルトがクニュクニュ、焼きそばなのに乾いた感じが独特で顎を使って味わう料理。
粉末ソース独特のエグ味もお酒でキレイに消えて、素材の味が引き立つ感じ。
選んだ具材の組み合わせは、すべてに水気を吐き出さずカラッと仕上げるためにある。
本当はこれでスキッとドライなシャブリ。
あるいはシャキッと冷えたシャンパン。
酒の肴にもいいんだよなぁ…、って思ったりする、今日も上手にできました！

近所のスーパーで、なぜだかこれが安売りだった。

レイズってメーカーのポテトチップス。
日本でポテトチップスといえば「カルビ〜のポテトチップス♪」でありますけれど、アメリカではまず間違いなくレイズでござろう。
黄色いパックに入ったいわゆる大衆商品。
カウチポテトに一番似合うのはレイズのポテトチップスだろう…、って思うほど。
円高差益で安かったのか。
あるいはどこかの輸入代理店が発注量を間違えて、だぶついたのが安かったのか。
わからないけど、それはそれ。
安かったからまとめて買った。

サクサクとした揚がり具合と、ホロッと崩れる儚さがいい。
味は塩だけ。
芋の風味を損なわなくて、いくら食べても飽きないおいしさ…、危険であります。
日本のポテトチップスに比べてかなり大きな袋。
それがみるみるうちに空っぽ。
食べちゃいけない…、って思いながらも「やめられない、とまらない♪」。
アメリカのスナックフーズって、日本のそれに比べて単純。
一味たりない程度の味になっている。
多分これって、飽きずにたくさん食べられるように味が最適化されてるんだろう…、って思ったりする、まさにこれはそんな味。

これの本場のアメリカで、今、オモシロいプロモーションが実施されてるという動画。
「レイズ・マシーン」ていう自動販売機状のマシンで、コインじゃなくてジャガイモを入れると作動するんだという。
ポテトチップスって一体、どうやって作っているのか？
知らない消費者が結構多くて、その人達にうちのポテトチップスは「ジャガイモと植物油と塩」だけでできてる自然な食べ物なんだというのを告知するために導入したんだというマシン。
まずは動画を、さぁ、どうぞ。

オモシロイ…、かなりよく出来、感心します。
まるでこの小さな箱の中で実際にポテトチップスを作っているように見えるところがとってもステキで、なによりジャガイモ一個で動くっていうところに、ポテトチップス魂を感じるような気がします（笑）。

本当に、こんな具合に目の前でオートマチックにポテトチップスを作ってくれるマシンがあったらかなりの話題になるだろうなぁ…、って思っていたら、実はまもなく、あのカルビーが東京・原宿で揚げ立てポテトチップスをたのしむことができるお店を作るんだという。
場所は竹下通りで今月７日にオープン予定…、こりゃいかなくちゃ！と思うなり。

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2011/12/04 (Sun) 食品・スイーツ・コンビニ Trackback() Comment(8)

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無題

私は具は白ネギ豚肉だけの塩焼きそばが
マイブームです♪

キョーコさん / 2011/12/04(Sun) /

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塩焼きそば

> キョーコさん
確かに塩だけで味をととのえる焼きそば。
具材も麺も、その持ち味がクッキリ仕上がり上等な味わいになりますよね。
ためしてみます。

サカキシンイチロウさん / 2011/12/04(Sun) /

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ポテトチップス

今、ちょうどレイズのポテトチップスを食べながらブログを読ませていただいてたところでした！私が今食べてるサワークリーム＆オニオン味は、味付けが濃いので一袋完食することはあまりないのですが、オリジナルのはほんとに飽きの来ないあっさり塩味で、知らず知らずに袋が空になってしまいます。

焼きそば、とてもおいしそうですね。私はアーミッシュの馬車がうちの前を通り過ぎるようなオハイオ州の片田舎に住んでいるのですが、なかなかおいしい和食・日本食材にありつくチャンスがありません。それでも時々、むしょうに焼きそばが食べたくなると、エンジェルヘアを使って「なんちゃって焼きそば」を作ります。味はそこそこいけるのですが、麺がべたっとくっつく感じがちょっと残念なところでした。今度作るときはサカキさんが書かれているみたいにあげ焼きにしてみようと思います。

ぽんたさん / 2011/12/05(Mon) /

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パスタ焼きそば

> ぽんたさん
パスタを使って焼きそばにするときは、袋に書いてある茹で時間ちょうどくらいまで茹でたモノを、冷水にとりシャキッとしめる。
表面のでんぷん質を洗い流さないと、モッタリ仕上がってしまいますから。
水気をとって、多めの油で軽く揚げると麺に細かな穴があきます。
それをソースで炒めていけば、しっかり麺に味がのってくれると思います。
麺はできればリングイニの細い物。
平打ち麺の方が、焼きそばっぽい食感が付いてくれると思います。

サカキシンイチロウさん / 2011/12/05(Mon) /

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ありがとうございます！

パスタ焼きそばのアドバイス、どうもありがとうございました。近いうちにぜひ試してみたいと思います。

ぽんたさん / 2011/12/05(Mon) /

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油を

> ぽんたさん
アメリカの植物油は力の弱いモノが多いので、できればオリーブオイルを三分の１程混ぜられると、パリッと揚がってくれると思います。
揚げすぎぬよう。
麺に小さな穴があいたら引き上げるのが肝要です！

サカキシンイチロウさん / 2011/12/05(Mon) /

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無題

久しぶりの焼きそばですね。
ぼくもサカキさんのブログを見て、よく焼きそばを食べるようになりました。
いろんな具を使って、アレンジできておいしくて。
簡単にできるのも魅力ですよね。