サカキノホトンブログ新記でランチ

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

新記でランチ

四ツ谷三丁目の「新記」に来ます。

先日オープンしたばかり。
オープン前のならし運転の日にたまたまやって来ることできて、それでたちまちオキニイリ。
本格的にはじまったグランドメニューをちょっとためしましょうかとやってきました。
お店の一番奥に厨房…、その厨房と客席ホールを仕切る窓のようなしつらえが、香港だとかの食堂に行くとたしかにこんな具合になって店がおおいよなぁって思ったりする。
大きな窓の明るい店で、気持ちがとってもよく感じます。

まずは焼きそば…、香港風の炒め伊府麺をたのんでためす。

伊府麺と書いて、イーフー麺。
細い平打ち麺をサックリ揚げる。
それをカラッと乾かしたモノ。
麺の表面に無数の穴。
油の中に水気を吐き出し、それと引き換えにあいた細かな泡がたくさん。
スープをくわえて煮こんでいくと、その小さな穴からスープのうま味が麺に入っておいしくなってく。
食感、トロンとなめらかにもなり、しかも麺のハリも力強くなる。
考えてみればインスタントラーメンって麺をこうして作るんですもんね。

土鍋で煮こんで仕上げてみたり、スープで戻してそれから炒めて仕上げて作る。
ここのこれ。
チキンスープの中で、イーフー麺を煮もどして、それからジャジャっと炒めて水気をしっかりとばす。
オイスターソースで味を仕上げるというやり方で、シットリしていてけれどザクザク、歯ごたえたのしい。
モヤシとニラ。
それに花切りにしたイカを一緒に炒めて、さぁ、どうぞ…、って。
イーフー麺の独特の油の風味と歯ごたえ、歯ざわり、そしてコシ…、シャキシャキとしたモヤシの食感とひとつになって、口がとってもニギヤカになる。
ペヤングソースやきそばを、おもいっきり上等にして香港風味にさせたモノ…、そんな感じがなんともおいしい、ご飯のオカズになりそうな味。

前回きたとき食べたココの香港麺。
ここの売り物。
細くてザクザク。
歯ごたえたのしいちぢれ麺。
それを鶏のスープで食べるここの名物。
基本はワンタンメンなんだけど、いろんなトッピングが用意されてる。
今日はそれを全部のせ。

プリプリ、甘いエビワンタンに揚げた豆腐にフィッシュボール。
香港風の赤いチャーシュー。
それから牛筋肉を煮込んだモノがタップリ。
牛筋肉の煮込みが入ると一気に、香りが香港的になってくる。
とは言え本場にくらべちょっとやさしめ、おとなしいのがちょっと残念、しょうがない。

それからお米の料理をひとつ。
玉子でとじた牛肉をご飯の上にのっけた、ご飯料理の代表的なもののひとつでござる。
牛バラ肉は醤油の味を煮含めたモノ。
卵自体は塩味で、あとは油の風味で料理になっている。
ラードでつくると玉子がツヤツヤ、シットリ仕上がる。
けれどココのは植物油。
だからちょっと乾いたように、細かな穴が沢山ついて仕上がっていく…、サクサクとしたよく焼き玉子の食感がボクは結構、好きかもしれない。
こちらの方がカロリー控え目、後口スッキリしているところもいい感じ。

分厚い豚バラ。
それを細かく一口大にして、油とトーチで蒸し上げていく。
パイクーを別にたのんで、それをおかずにご飯を食べる。
豚の脂のおいしい香り。
甘みにそれからあとひくうま味。
夜ならこれで紹興酒。
ご飯にのっけて食べても旨い。
それならば…、とおいしいたくらみ。

牛玉ご飯の上にのっける。
最初は肉だけ。
プリプリとした豚バラ肉と、パラパラ、固めのご飯が混じってチャーハン風。
そこに今度はお皿にたまった脂まみれのタレもで一緒にザブっとかける。
お米一粒ひとつぶが脂まみれになってツヤツヤ。
れんげですくってハフっと食べる。

ビックリするほどおいしくなります。
焼かれた玉子が失ったシットリとした食感が、豚の油でよみがえる。
ご飯粒はスベスベ、舌をすべるよう。
トーチの風味が玉子の風味にまざりあい、そこに自家製ラー油をかけて、カシャカシャかき混ぜ食べていく。
これでご飯が食べられそうな、ご飯の料理のできあがり。

小皿料理が３０種類くらい揃ってる。

小皿とは言え、かなりの分量。
例えば大根餅はタップリ、大きなモノが二切れ一皿。
パイクーだって、小皿ポーションで二人で分けて十分な量。
そんな小皿料理を３つで１０５０円という価格設定。
それで３皿。
パイクー、揚げワンタンに大根餅という組み合わせ。

雲呑って、茹でるとツルンとやさしい食感。
なのに揚げるとバリバリザクザク、茹でたモノとはまるで違った食感になる。
サイドにタップリ、マヨネーズ。
そのマヨネーズにラー油をたらして乗っけるようにつけて食べると、口の中が油のうま味で満たされる。
大根餅はネットリと。
しかもプルプル、噛むとザクッと刻んだ大根らしき繊維が前歯をくすぐる。
食感多彩で、豊かな味わい。
コレを食べるといつも思うのが、これでお腹を一杯にしてみたいなぁ…、何枚くらい食べたらお腹が膨れるんだろうって。
思いもするけど他にも食べたいものが沢山…、だからさすがに果たせぬ夢となっている。

最初注文したときは、ちょっと沢山とりすぎたかも…、食べきれないかもしれないな！って思ったけれど、なんのなんの、軽く感触。
ココの料理って油控え目、しかも塩味やさしくて風味で味わう料理のようで、だからスッキリ、たくさん食べてももたれないのがいい感じ。
今度は夜に、お酒を飲むためきてみましょうか。
身近で気軽なお店がこうしてどんどん好きなお店になっていく、なんてステキなコトなんだろうって思ったりする、日曜日。

[1回]

2011/12/04 (Sun) ボクのご近所レストラン Comment(0)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

サカキノホトンブログ

[PR]

新記でランチ