朝、早くから自宅で書物…、早起きするとお腹がすきます。
それで朝の散歩がてらに、パンを買う。
家の近所のパン屋さん。
「フクヤベーカリー」っていう小さな街のお店であります。
朝はパンを焼いてる香りがお店の外まで漂ってくる。
朝早くからパンやお弁当、おむすびなんかを作っている店。
ただ、一度にすべての商品ができてくるわけじゃなく徐々に棚がにぎやかになる。
果たしてあれがあるかしら…?
あった、あった。
ひさしぶりに食べたくってしょうがないピザトーストが今まさにできたばかりで、ボクを待ってた。
それをかって、家に飛んで帰って食べる。
トースターでこんがり焼いて、パンの端っこがガリッと焦げた。
チーズの香りも濃密になり、なんだか作りたてみたいな感じになってくれたのがもうウレシクて。
チーズとトマトソースで蓋され、だからパンが含んだ水分が逃げずにずっとシットリフックラ、タップリ入った玉ねぎ、ピーマン、シャキシャキ歯ざわりたのしくて、たった一枚のパンで気持ちがこんなに明るくおだやかになる。
アリガタイなぁ…、って思ってそれで仕事もはかどった。
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ちょっといってみたいお店があって、仕事のついでに千駄ヶ谷。
モンマスティーっていう紅茶の専門店に来る。
「Monmouth Tea」っていう名前はずっと長らく知っていて、なんどかお店の前を通ったこともある。
ずっとマンモスティーだと思っていたらばなんと「モンマス」だった。
先日、ココの近所に務めている人にマンモスティーって店に行ったことがある?って聞いたら、あれはね、モンマスなんだよって言われてそれで調べてみたらたしかにモンマス。
早呑込みに笑っちゃう。
交差点の角にへばりついたようにできた小さなお店であります。
お店の中に入るとカウンター。
紅茶の匂いにむせ返ります。
コーヒーの匂いは最近、いろんなところに溢れてる。
けれど紅茶の香りがする場所ってそんなになくて、だからなんだか非日常的な香りに思える。
どういえばいいんだろう…。
昔、日東紅茶の黄色の缶を、スプーンの柄を使ってペキッと開けた瞬間、やってきたような茶葉の香りがお店一杯に漂っている。
オススメ商品はモンマスティーって名前のアイスミルクティー。
300円でタップリ、スタバのトールサイズくらいのカップでやってくる。
あらかじめ砂糖をいれて甘くしているのがここのスタイル。
チュチュっと飲むと、シッカリ甘くてシッカリ渋い。
コーヒーは苦味と酸味を味わう飲み物。
紅茶には酸味がなくて、苦味と渋みで出来上がっていて特に渋みを砂糖でコントロールしているのでしょう…、ピリッとするのに不快じゃなくてしかもミルクの旨味が引き立つ。
喉をやさしく撫でながら紅茶の香りが鼻から抜ける。
サラッとあと口爽快で、紅茶の渋みが前歯の裏にちょっと貼り付く感じが、昔、煮だして作った紅茶を飲んだあと口みたいでたのしい。
スキッと凛々しく、甘くてなのにゴクゴク飲める…、これはかなりのオキニイリ。
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