ちょっと早めに仕事を終えて、家に帰る途中に買い物。
「八竹」によります。
家の近所にある、大阪寿司の老舗のお店。
ちょっと上等。
手間隙かけて丁寧に作ったお寿司って感じが伝わる、よきお店。
何しろ厨房の中に人がいっぱい。
しかもかなり年重の職人さんが10人近くも働いていて、たのむとテキパキ作り、テキパキ切り分け、盛り込みできる。
ほぼテイクアウトのお店でだから、そのテキパキのスピーディーなコト。
海外からお客様がやってくると、まずこの店で「日本の人の手先の器用で勤勉なること」を見せるとかなり感心される。
目の前で寿司折りがクルクル、魔法のように包まれてみるみるうちにお土産包みになっていくのを魅せつけられると、日本人のボクですら、来る度、感心させられる。
いろいろ、細やかな心遣いのあるお店でもある。
例えば車で来る人が違法駐車にならないように、お店の前の道路に止めて社内で待ってもらってそこにできた商品を届けてあげる。
あるいは、包み。
おつかいものでお願いしますと…、というと経木で作った箱に詰めて包んでくれる。
メニューの値段はその値段。
ところが「普段使いでお願いします…」って言うと箱じゃなくてハランで包んで、紙でグルルと簡易包装。
その分、やすくしてくれる。
なにげにうれしい心遣いで、今日は当然、普段使いでお願いします。
ここのおいしいとこが詰まった盛り合わせ。
茶巾に押し寿司。
穴子にエビと玉子焼き。
それにタイの昆布締めの三貫切れついて、そこに巻物。
焼いた穴子とキュウリの中巻。
どれもが好物…、だからたまらぬ組み合わせ。
ココは穴子が旨いのです。
朝、通勤している途中にお店の前を通り過ぎると、穴子を煮付ける匂いがする…、それがこってり、コンガリとても香ばしく、朝のお腹がグーッとなるほど。
そのこってりとした穴子とキュウリが、サッパリとした酢飯と一緒に口の中へとやってきて、ハラッとほどけて口に散らかる、なんてステキなオキニイリ。
それから茶巾…、ここの茶巾は他に類を見ないゴチソウ。
ふっくらとした、まず卵焼きが上等で、フンワリ、シャリを包んでる。
噛むとこれがジュワッと潰れて中から甘いエビのすり身のうま味がにじむ…、包み込まれたシャリの中には刻んでもんだ海苔に田麩、それから穴子。
土台をなしてる底の部分に酢蓮が敷かれて、それがカリコリ、それ以外のふんわかとしたやさしい触感を引き立てる。
ばらずしを玉子でくるんで食べてるような、にぎやかにして贅沢な味。
クルンとくくった茹でた三つ葉もみずみずしくて、青々とした目にアクセント。
家に持ってかえった仕事を、ユックリしながら夜を待つ。
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仕事をほぼほぼ片付けて、それでお腹をみたしましょうと、焼きそばを焼く。
セブンイレブンで売ってる袋入りの麺。
細めで、けれどバサバサしてて、焼きようによってはこれが結構おいしい。
多めの油で揚げ焼きするのが肝要で、麺が水気を吐き出して、バサバサ仕上がり噛みごたえがある。
その食感を活かすため、今日もコンガリ、よく焼きにする。
それから具材も一工夫。
まずは薄焼き卵を焼いておきます。
ふっくら、やさしくやきあげて、ちょっと太めの帯状に切る。
それから豚肉をカリッと焼きます。
脂ののったばら肉を脂がチリチリ、縮れるくらいまでよく焼いて、それからなると。
これもコンガリ。
表面に小さな穴が開くくらいじっくり焼いてそこに麺。
付属の粉末ソースをほんのすこしだけパラッとかけたら、ピーマン入れて日本酒注いで蓋をする。
軽く蒸し焼き。
ピーマンが緑鮮やかになったら蓋とり、塩と醤油で風味をつける。
味は控えめ…、素材の持ち味で味をととのえ、お皿にもって鰹節を山盛りにする。
焦げた麺がパリポリちょっと香ばしく、醤油の味で味わう麺はなんだかちょっと上海焼きそばみたいな感じ…、ほどよき夜のオゴチソウ。
ところでかなり笑っちゃうんだけど、オキニイリ的動画を一本。
1981年収録。
フィフティーズとかシックスティーズを代表する、ダンスステップを集めて踊ってみました…、って内容なんだけど、もうスゴイですステキです。
VIDEO
動画のタイトルは「Land of a Thousand Dances」。
30年以上も前の動画が、実はYouTubeにアップされたのが2年前…、最近になってジワジワ閲覧数が増えている。
ヘンテコリンで笑える…、ってコメントが多かったりするのだけれど、ヘンテコリンである以前に、なんだかとてもナツカシクって思わず体が動いてしまう。
おじさん的には最近のダンスの方が訳がわからなかったりするから、真剣にこんな感じで踊れるところがあったら行ってみたいかも(笑)。
最後の見せ場…、女性ダンスパートナーを持ち上げたとき、彼女の衣装のフリンジが居酒屋の縄のれんのごとく顔に垂れ下がり、おそらく満面の笑顔であろう男性ダンサーの顔がすっかり隠れてしまって見えないところ…、あぁ、残念と笑えます。
[9回]
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