大人の遠足…、テーマがあります。
「働くおねぇさん、おじさんに会いに行こう」という社会見学をかねた遠足でもありまして、社会見学の場所は「青山のショコラティエ」。
表参道から南青山にかけてのエリアは世界有数のチョコレート専門店の聖地の様相をていしてて、それらのお店をみてまわりましょう…、と。
アメリカのショッピングモールに必ず1軒はあるという「シーズキャンディ」。
スイスチョコレートの代表的ブランドである「リンツ」がやってるショコラカフェ。
店頭でクルクル回って、ホットチョコレートを作り続けるマシンをみながら、飲みたいって思う気持ちを必死に押しとどめながら次の店。
ロサンゼルスで60年ほど前に創業された「コンパーデス」。
ドライフルーツをチョコでコーティングしたのとか、リシャールを彷彿とさせるキューブチョコとかギフトに最適なかわいいチョコを扱うお店。
ただ「老舗ショコラティエ」って自ら名乗っていはするけれど、リンツは創業170年。
同じアメリカのシーズキャンディだってまもなく創業100年。
たった60年で老舗を謳うところを「なんだかなぁ」って突っ込みながらも、どこも独創的にてチョコの世界の奥の深さを感じてウットリ。
最終目的地に向かってズンズン、歩いて行きます。
「カカオサンパカ」。
スペイン王室御用達という老舗中の老舗でござる。
ブランドサイトをみるとカカオの歴史が書いてあって、16世紀にスペインの「エルナンコルテス」って開拓者がアステカにいき、カカオという「神の飲み物」に出会ったのだと書かれてる。
世界征服を目論んだスペインの軍人さんがインカの純朴の人たちを、自分は神様だと偽り強奪した貴重なモノの中にカカオがたまたま含まれていた。
とそう書きかえると今日のチョコレートの味わいもひときわ複雑で、ビターなモノになるのでしょう…、けど、今日は歴史の勉強をしにきている訳ではございませんゆえ…。
心置きなくショコラをたのしむ。
まずは生チョコをそのまま冷やし固めたアイスクリーム。
それからホットチョコレート。
ホットチョコレートを飲むたびに、チョコはもともとこうして飲む物に違いない…、って実感するほどカカオの風味と味に香りに心置きなく包まれる。
苦味に酸味。
体だけじゃなくココロがじんわりあったまる。
この「あったまる感」はアイスクリーム状になった生チョコを食べても同じく味わえる。
冷たいのです…。
なのにユックリ舌の上でとかしていくと、ホットチョコレートが発するような香り、味わいが溶け出してくる。
冷たくされて閉じ込められている分だけそれらが濃密で、冷たいモノを食べたはずなのに頭や体があったかになっていくのにウットリします。
クレマカタラナ。
スペインのカタルーニャ。
地中海に面してもうすぐ隣はフランスというバルセロナのある地域ですね。
そこの代表的なお菓子であります。
見た目はブリュレ。
実は、クレマカタラナがクレムドブリュレの原型だっていわれてて、ブリュレはカスタードクリームを焼いて固める。
けれどクレマカタラナは焼かずに冷やして固めるというのが違ったところ。
上に砂糖をのっけて焦がし、パリッとさせているからまるで、焼けているように最初は感じる。
ところが口溶け。
それにクリーム自体の風味はやさしくなめらか。
焼かれてないから原料自体の味や風味を強く感じる。
そのカスタードにカカオをタップリ加えて作る…、つまりチョコの味とカスタードのコクを同時のそのまま味わう。
ココ数日の疲れが吹っ飛ぶ。
今日はほとんどずっと歩いて社会見学し続けるという、ちょっと体を使う一日。
その遠足のエネルギーをこれでしっかり摂取できたりするのがステキ…、カカオを手にした軍人さんたち。
これでますます戦えるって、多分、思ったに違いない。
ココロが惑う、そしてウットリ、癒される…、魔法のようなカカオの力を味わう午後とあいなりました…、次のテーマに向かってテクリとまた移動。
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表参道はスゴい人出で驚きました。
かつてクリスマスイルミネーションで賑わったときは、夕方限定の人波だった…、けれど今のこの原宿をそぞろ歩き自体をたのしむ街になってて、外国人も続々、やってきてはテクリと歩いているよう。
歩いていると小腹も好きます。
だからでしょうネ。
ストリートフードのお店が充実している街でもあったりもする。
昔はスイーツ。
クレープなんかがその代表格。
けれど今では、唐揚げ専門のテイクアウトのお店が出来たりしてもいる。
街で味わう料理の種類も結構、増えた。
そうそう、かつてココには「ネイサンズ」っていうアメリカを代表する、ホットドッグのチェーンが大きな店を構えていたこともありました。
あえなく、そこは潰れてしまった。
けれど最近、オープンしたのが「レムソンズドッグ」。
まるで屋台のような店。
小さく、ほとんど立ち食いでメニューはホットドッグとチーズドッグ。
それに最近、はじまったばかりのアボカドチリの三種類という限定メニュー。
つまりニューヨークの屋台のお店をそのまま原宿にもってきた…、そんな感じがいいのでしょうね。
晩ご飯時にはまだまだ早い時間というのに、行列できていたりした。
チーズドッグをもらってみんなで分けあい食べる。
まもなく今日のメインイベントの晩ご飯がはじまる時間で、けれどこうしたおいしいモノを見るとどしても我慢出来ない…、食いしん坊でございますゆえと、みんなで言い訳しながらパクリ。
それにしても表参道のルイビトン…、鈴なりの人。
ほとんど若い男女のカップル。
いまだにクリスマスのプレゼントって、ルイビトンかティファニーって、誰が決めたコトなんだろう?
それに彼等の晩ご飯って、そのプレゼントに見合うステキなモノなんだろうか?…、って余計なコトを考えて心配しなくていい心配する、気持ちはすっかりおじぃちゃん(笑)。
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