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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    今日という一日…、友人と一緒にひたすら食べて、ひたすら遊ぶがテーマとしました。

    tgi.jpgそれで渋谷のハンバーガーでスタートしようか、と思いつつやってきたらばなんと今日は遅始まりで、次の予定にひっかかる。
    急遽、場所を変えることになり、さて、どこにしよう…。
    渋谷という場所でのよき食事場所探しにいささか困り、それで「TGIフライデーズ」にやってくる。

    もう何年も日本にあって、まるで一般的なお店にならない。
    アメリカで、一番アメリカらしい店としてそこらじゅうにあるお店。
    韓国や、中国にいってもかなり目立つようになったアメリカンレストランの代表的なブランドのココ。
    日本展開のパートナーになった会社が、あの「和民」。
    日本での展開権を手に入れる際の約束では、とっくに100店舗ほどになってるはず…、だったのだけど、今でも数える程しかない。
    いろんな理由があるのでしょう。
    おいしい料理で気軽にお酒をたのしんで、とその部分だけを見ればまるで居酒屋のよう。
    だから居酒屋チェーンの和民が、次の一手はこれじゃないか、と思って日本に持ってはきたけど、バーカウンター+レストランというこの店らしい部分が日本の人たちに、ちょっと合わなかったのでしょう…、あえなく玉砕。
    ランチタイムということもあったのだろうけど、大きな店でお客様はボクらを含めたった5組で寂しい限り。

    アイスティーをかたわらにおき、あれこれたのんで料理を試す。

    66d5b3e6.jpegまずはチキンフィンガーにする。
    チキンの胸肉を縦に裂いたモノ。
    フリッタ衣をつけてカラッと揚げた料理で、日本の鶏の唐揚げ@居酒屋くらい、向こうのレストランのアペタイザーとしては一般的な料理ではある。
    フレンチフライかオニオンリング、あるいはマッシュルームフライがサイドにつくのだけれど、オニオンリングを選んでたのむ。

    まぁ、悪くはない一品でしょう。
    衣がカリッと、中はフワフワ、特にオニオンリングの中の玉ねぎのスベスベとした食感は、さすがアメリカンレストラン…、ってウットリします…、悪くない。
    ディップソースが、酸味がかったオランデーズソースのようでつけて食べるとシットリとする。
    あぁ、アメリカだと思いはする。
    ただどうだろう…、バサバサとしたチキンの食感。
    これもたのしかにアメリカ的で、口の中の水分を全部もっていかれるような気持ちになるのがちょっと嫌。

    8cb9950f.jpegこれは「チキンジャンバラヤ」って料理もおんなじ。
    ジャンバラヤ風味に炊きあげられたピラフの上に、グリルチキンとグリルシュリンプ。
    そしてソースがタップリという、みるからにしてアメリカ的なるプレゼンテーションに、まず目が圧倒されて喜ぶ。
    ご飯の上に乗っかった、チキングリルの大きく分厚いところが、中でも特徴あるところ。
    どう大きいかと言えばボクの片手ぐらいの大きさがある。
    胸の片身。
    しかもそれの半分で、こんなに大きな肉がとれる鶏ってどれほど大きいんだろう。
    七面鳥と鶏のちょうど中間くらいの、おそらくアメリカ飼育のブロイラーの肉なんでしょう、これまたバサバサ。
    繊維と繊維の間に空気を含んだちょっとさみしい食感で、その食感を補うためにクリーミーなソースがタップリかかってる。

    ピラフの味はスパイシーなジャンバラヤ風。
    それはそれでいいのだけれど、なぜだかご飯の粒が潰れて、ポソポソしてる。
    そこにタップリすぎるソースが混じると、ピラフというよりリゾットみたいになってる。
    この料理で1200円を越えてしまうという値段設定。
    ご飯料理と思って注文するのはかなり勇気のいる値段だけど、グリルチキンのリゾット添えと考えるなら別にいいんじゃないかと思う。
    ちょっと下手だなぁ…、って思ったりする。

    a8f18ec6.jpegパスタも全部1200円オーバー。
    ハンバーガーに至っては1500円を超える値段で一番大きなモノなんて、2000円を超えちゃっている。
    オールビーフで200gというパテの量を考慮するならおそらく高くはないのでしょうけど、今の日本でそうした見方をする人なんてそんなにいない。
    だからなかなか受けれられずにいる。

    それに味。
    例えばおいしいパスタを作るために、茹でるお湯の中に塩を入れなきゃいけない…、それはもうどうしようもない定石中の定石で、けれどお湯が煮詰まるうちに塩分濃度がどんどん強くなっていく。
    当然、そうしたお湯で茹でた麺は塩辛くなりそれを嫌うお店はただのお湯で使ってソースで味を足して仕上げる。
    けれどそうすると、麺の食感がやわらかくなり、なにより味が中まで入らぬ。
    この店のパスタがまさにそうしたパスタで、ちょっとがっかり。

    肉がらみのサンドイッチ的商品は、さすがに悪くないかもしれない。
    例えば写真のフィリーっていうローストをした牛肉を軽くいためてトルティーヤで包んで食べるという料理。
    「ラップ」と呼ばれて10年ほど前に新しいアメリカ料理として定着した物…、もう少しだけハラペニョやチリの風味がつけば本物。
    日本的なるアレンジがちょっと裏目になってる感じ。

    4人であれこれ料理をたのむと、何も言わずに取皿を沢山もってくる。
    料理はテーブルの真中においてもいい?って聞いてくれたり、アイスティーのリフィルをシッカリ気遣ったりする。
    サービスなんかは悪くない。
    使い勝手さえわかれば決して悪くないのに…。
    気軽に来れるアメリカだって思い込めばこれもたのしいお店なんでしょう、ただ哀しいかな今の日本には他に行くべきお店がたくさんあるというコト。
    良い勉強をいたします。

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