さて、今日もヒカリエ…、渋谷の仕事の合間にランチ。
東横線が副都心線に乗り入れるようになってから、渋谷の街は少々静か…、特にJR渋谷駅の周辺は乗り換え客がかなり減ったようでかつてのワンワン唸るような人出がなくなった。
とは言えセンター街やマークシティーの裏っかわ。
あるいはヒカリエの中にくると人出があって、特にヒカリエのランチタイムはどこのお店も待ち行列ができている。
どこにしようかとちょっとうろつき、前から気にしてたお店がちょうどお客様の入れ替わり時期のタイミング…、それでそこを選んでためす。
「E・A・T」という店。
イートと読まず、イーエーティーと読むんだそうで正式名称はアメリカンダイニングイーエーティー。
ハンバーガーやサンドイッチがメイン料理というコトで、客層、かなり若うございます。
おじさん、ちょっと照れちゃった(笑)。
ちょっと変わったシステムの店。
入り口脇にカウンターがある。
そこで注文を先にしてお金を払って、飲み物だけをもらって席に案内される。
番号札をたよりにお店の人が料理を運んでくれるというシステム。
ファストフードな感じであります。
なるほどそう思って見なおせば、お店の雰囲気はフードコートのような感じにも見えてくる。
しかもカリフォルニアのちょっとオシャレなショッピングセンター。
そこのプレミアフードコート。
そんな感じが気持ちよく、すわり心地の良い椅子にしっかりとしたテーブルが他のお客様の目線が気にはならないように配置されてる。
悪くはないなと思って座る…、気持ちいい。
ただ客席から丸見えの、カウンターの中にあるキッチンスペースが、客席数に比べて小さい…、あぁ、これは待つんだろうなぁって思って待ったら、やっぱり待った(笑)。
こういうところがちょっと残念…、モッタイナイなぁって思ったりする。
飲み物としてもらったミントティーがかなりミントな感じで歯を磨いているような感じがするのがちょっとオモシロイ。
メインで選んだのがケイジャンチキンのランチプレート。
ケイジャン料理。
ニューオリンズを中心とした南部の料理で、スパイシーで風味豊かな料理スタイル。
今から20年ほど前でしょうか。
カリフォルニアの人たちが熱狂したのをキッカケに、アメリカ全土に広がっていった料理であります。
アメリカ人はずっと「炭で焼けば肉はおいしい」と信じこんでた。
味はせいぜい、塩コショウ。
でなければ照り焼きソースや、バーベキューソースのような甘いソースにたよってた。
けれどチリやペパーにハーブ、スパイス。
いろんな風味を混ぜあわせ、香り豊かで味わい深い調味料にはじめて遭遇したのでしょうね…、魚を焼くにも肉を焼くにも、特にビールのつまみと言えばケイジャン料理になった時代がありました。
ボクがアメリカと一番親しくしていた時代。
ナツカシイ。
ちなみにココのケイジャンチキン。
典型的にしてなかなか上出来…、見事なものでありました。
分厚く大きな鶏のもも肉。
ケイジャンスパイスをタップリほどこし、皮目をパリッとカリカリに焼く。
脂をほとんど吐き出させ、鶏皮嫌いのボクもこれなら食べられる。
皮を意識することなく、まるでパン粉とかライスペーパーを乗っけて揚げたように仕上がる見事な出来ばえ…、肉はフックラみずみずしくて歯ごたえがよいオキニイリ。
ケイジャンスパイスだけじゃなく、ピリッと辛いトマトのサルサをたっぷりのっけて味わう趣向…、食べてる間にどんどん汗をかいてくる。
爽快にして鮮やかな味…、食べてるうちに気持ちがどんどん明るくなってく。
メキシカンライスとフェジョアーダが一緒についてくるのもウレシイ。
ちょっとぽってり炊き上げられて、フォークでさして食べられるようなモッチリとしたご飯の食感…、チリパウダーとトマトで炊いているのでしょうネ。
リゾットとピラフの中間のような食感、味わいで、ビーフブイヨンで煮込んだ豆がホツホツとして自然な甘みをご飯にのせる。
好きなタイプの料理で満たすお腹はシアワセ、さぁ、仕事。
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