ひさしぶりに渋谷のオン・ザ・コーナーで軽く食事を。
渋谷で働く友人と、軽く食事をしながら仕事の話をしましょ…、と。
お腹いっぱいになるためじゃない、会話が自然に弾むような食事をしながらというコトもあり、それならココが一番いいんじゃないのと思って来たらば、まだ夕食時の前というのにかなりの混んでてビックリしました。
確かにカフェという業態。
お茶をするだけのお客様もウェルカムで、お茶のつもりで入ったくせに思わず食べたくなるような料理があってはじめていいカフェ。
だから時間を問わずお客様がいて当然だとはわかっていても、なんだかスゴイなぁって感心します…、いいお店。
実はこの店。
昔は朝食を提供していて、アメリカンスタイルのたのしいメニューが沢山あった。
今でも一日中たのめる卵料理やパンケーキなどがありはするけど朝の時間は営業しない。
だからやってくるコトがほとんどなくて、けれど夕刻。
開け放たれた入り口の大きな扉の向こうにたのしく、にぎやかな人の姿が見えてなんだかウキウキします。
飲み物とってまずは前菜っぽい料理をと、それでトマトの料理をたのむ。
ブラッディーマリートマトっていう名前の料理で、楕円のお皿にスライストマト。
ウスターソースとオリーブオイルをあわせたソースにパセリにオニオン。
お皿の横のショットグラスの中はウォッカ。
食べる前にウォッカを好みで注いでどうぞという趣向にて、なるほど。
トマトジュースにウォッカをたらし、ウースターソースで風味をつけて飲むのがブラッディーマリーであります。
口の中でトマトのサラダがブラッディーマリーに変わってくという、不思議な体験。
大人のゴチソウ、オモシロイ。
ちょっと小腹をためたいと、それでサンドイッチかハンバーガーをと思ってメニューを見ていたら、なんとスロッピージョーを発見。
アメリカ南部。
フロリダあたりで生まれたって言われる料理で、海辺のリゾートなんかにいったら、コレを片手にマルガリータやダイキリを飲む。
それがただしい夕暮れ時の過ごし方。
口の中にはブラッディーマリーの名残もあって、ならばとたのんだ。
やってきたのが、なんとも典型的なるスロッピージョーの姿形でウットリします。
牛ひき肉と、セロリやピーマン、ピクルスなどの、刻んだ野菜を炒めてケチャップ、マスタード。
塩や胡椒やスパイスでただただ煮込んで、水分飛ばして出来上がり。
できそこないのミートソースのようなものをバンズで挟んで召し上がれ。
肉の挽き方。
中に入れる野菜で味に変化がついてく。
ココのはセロリが少なめで、パプリカ多め。
だからちょっとメキシコ料理のチリコンカルネのような味わい。
けれど甘くて、ケチャップらしいやさしい酸味と香りがおいしい。
ゴマ付きバンズが痩せた感じで肉のジュースをしっかり受け止め、顎にガツン!と食感たのしい…、バンズと一緒に噛みしめると肉がクチュっと潰れて気持ちが元気になってく。
やっぱりボクはアメリカ料理が好きなんだよなぁ…、って思ってニッコリ。
他にもあれこれつまみになりそうな野菜の料理をたのんで食べた。
オニオンリングは立派で肉厚な玉ねぎに、ポッテリとした膨らむ衣をタップリまとわせ、ガリッと揚がって、噛むとヌメッと中から甘い玉ねぎがくる。
味がシッカリついていて、ケチャップなんかを必要とせぬメリハリのある味がお酒を飲む手にやさしい。
ひよこ豆にコリアンダーやクミンをくわえて油で揚げたファラフェル食べて、その独特の香りをかぐと、あぁ、ニューヨークに行きたいなぁ…、ってしんみり思う。
そんな夕方、オキニイリ。
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