原宿近辺でランチの時間…、ヴィア・クアドローノにやってくる。
パニーノとカフェラテがおいしいというので有名な店。
表参道と明治通りの交差点近くにあって、近所にパンケーキのお店やグルメ系のハンバーガーのお店が並ぶ…、今、表参道ではこの2つの料理が大人気。
どこも行列ができる人気で、特にパンケーキ系のお店の行列はどこも度が過ぎているとでもいいますか…、いつから日本の女子はパンケーキがこんなに好きになったんだろう。
大人男子はそういう行列はスルーして(笑)、ゴキゲンな店でゴキゲンに。
ニューヨーカーが惚れたっていうレシピのパニーノを食べたくもある。
けれど昼のお腹には少々、物足りなさを感じる量でそれでラザニア。
ここのランチのオススメ料理。
それ以外にもおいしげなパスタの品揃えが充実している。
だからランチタイムはちょっとしたイタリアンレストランの様相呈するお店になってる。
パニーノの専門店だった頃には、比較的静かだったんだけどパスタの充実がよかったんでしょう。
ランチタイムのピークを外してきたんだけれど、ほぼ満席。
カウンターの席があいてて、そこに座って料理を待ちます。
厨房の中は大忙し。
奥では料理が。
手前の方では食事を終える人たちのためにエスプレッソが落とされる。
テキパキとしたプロの手さばき、手作業が食欲誘うよき前菜。
サラダが来ます。
葉っぱとトマトと具材はシンプル…、けれどキュウリのピュレとビネガーで作ったトロンとなめらかなドレッシングがおいしくて、一口ごとにお腹がキュキュッとすいていく。
さてラザニアがやってくる。
四角い耐熱性のグラタン皿がフツフツ、沸騰しながらやっってくるのが、まず目にゴチソウ…、熱いですからなんてワザワザ注意喚起しなくても、誰がみても熱く感じる。
だからしばらくカメラをかまえて、おいしそうなアングル狙う(笑)。
その沸騰が、ほどよく落ち着いてきたらまずソースをすくって味をみる。
トマトソースの風味が前面に押し出されている、酸味さわやか、さっぱりとした味のソースでしかも肉のうま味がズッシリ。
ホツホツとしたひき肉の食感たのしく、歯ざわりも良い。
シートパスタはハリがある。
ツルンとスベスベ、アルデンテ。
ソースに触れた部分はトロンと、けれど芯がほどよく残る、だからクニュっと歯ごたえもある。
ロングパスタにはないなめらかさ。
しかもソースの味がしみこみ、香りもかなり濃厚。
歯茎をテロンと撫で回す、その食感も肉感的でウットリします。
最初は熱々。
だから舌がビクビクしながら味をさぐっていくのがたのしい。
器の端が焦げているのも熱さの証。
けれど熱さも徐々に落ち着き、旨みや風味がユックリ本来の輪郭あらわし、グイグイおいしさ増していく。
後からあとから新たな味が口の中へとやってくるのがオモシロイ。
パスタがあらかたなくなったらば今度はサイドにやってくるパンをちぎってそこに投入。
もともと生地が粗めに焼けた乾いたバゲット。
それをガリッと焼き上げている。
だからゴクゴクソースをパンが吸い込むのです…、それがなんともおいしくてパスタにはないネットリとした食感と、かさこそソースを吸ってないパンの端っこが前歯をくすぐる食感もまた、多彩で多様でウットリしながらキレイにソースも食べ上げる。
食後のラテをたのんで味わう…、ポッテリとした泡の食感なめらかで、泡と一緒に喉をなでつつやってくるエスプレッソの味わいゆたか。
泡とエスプレッソがひとつにまじって口の中にやってくるのに、泡が壊れずそこに浮かんだラテアートがずっと形をなくさずいるのがウットリするほどステキなゴチソウ。
お腹もほどよく満たされて、さて帰りましょう…。
ところで実はこの店、青山にもお店があった…、けれど最近、入居していたビルの改装をきっかけに、そっちの店がなくなっちゃった。
そのことを聞いてみたら「ここ一軒になっちゃいましたけど、ずっと一生懸命がんばりますから、またのお越しをお待ちしてます」って。
また来なくちゃぁ…、って思う昼。
関連ランキング:パン・サンドイッチ(その他) | 明治神宮前駅、原宿駅、表参道駅
[2回]
PR