朝を青山…、カフェクリスクロスというお店。
昨日の23日、新規オープンしたばかりの店で、実は先日、近所をブラブラ歩いてて偶然、工事中のココを見つけた。
何ができるんですか?って聞いたらなんと、西麻布の名店「CICADA」って言うレストランがココに移転をしてくるという。
タジン料理をどこより先駆けて提供したので有名なレストランが麻布を捨てて青山へというその選択にビックリすると同時にしかも、他に2店舗…、カフェとブレッドワークっていうパン屋さんと軒を並べて出店をする…、ちょっとしたレストランコンプレックスができちゃうという。
どんな仕上がりなんだろう…、と。
このカフェクリスクロスは朝食営業をやっているというのでそれで、仕事の前に寄り道をする。
青山通りの一本裏側。
表参道の交差点と、骨董通りのちょうど真ん中あたり。
週末は人撮りまばらな南青山の外れ感が漂うどこかひなびた雰囲気。
平日朝は近隣に出勤する人たちが足早に先を急いで通り過ぎてしまう場所。
レストランを一軒だけ作ったくらいでは人がワザワザ来ないであろう、そのロケーションに庭を作ってテラスを作る。
店の面積よりもアウトドアの環境部分が大きくて、パッとしない街にステキな空間をプレゼントしたみたいになってる。
ちょっとアメリカみたいな感じ。
もともとカリフォルニア的レストランを作るコトが得意な会社。
そのひとつの完成形ができたみたいでウットリします。
ベーカリーとこのカフェはかなり小さめ。
邸宅の庭の片隅に作られた小さな山小屋みたいな風情。
木の色、土壁、やさしい灯りと気持ちが自然とおだやかになる…、朝の気持ちがやさしく目覚める、いいお店。
朝食セットが4種類。
どれも隣のベーカリーで焼かれたパンを使ってる。
コーヒーがお替り自由で900円というのはほどよき値段でうれしい。
朝食のリコッタチーズとハーブのスクランブルエッグというのが気になりそれをたのんで朝とする。
トレーにコーヒー、料理が並んだ白いプレートがのっかりやってくるのがカフェ風。
ひとつひとつの料理が別々にやってくると、レストラン風になるのだろうけど、朝の時間をカジュアルにというコトなんでしょう…。
これはこれで悪くない。
スクランブルエッグは最近はやりのふんわか仕上げるタイプじゃなくてかなりシットリ。
トロトロ、なめらかに仕上げるタイプ。
昔の日本のホテルで出てくる、スクランブルエッグはみんなこんなスタイルだった。
クラシックにてなつかしい。
ハーブがタップリ。
リコッタチーズのコクが玉子をおいしくさせる。
ハーブの香りを加えて焼いた、ざっくりとしたパンのトースト…、こんがり焼けたそこにのっけて味わうとパンと玉子の香りが引き立てあって、なんとも旨い。
量もほどよく、朝のお腹にやさしい食事。
それにしてもベーコンがカリカリ焼けててウットリします。
塩を強めにきかせて燻蒸したベーコンで、指でつまんでポリッと齧る。
暫くガリガリ、奥歯で潰してユックリ、ジックリ味わうと塩の影から脂の甘みがひろがってくる…、朝のベーコンはやっぱりこれでなくちゃねぇって思ってウットリ…、オキニイリ。
開店直後でまだまだ不慣れが初々しくて、けれどこの店、この施設。
いい方向に育ってくれるに違いないって確信します…、今度は別の時間帯、あるいは別のお店に来なくっちゃって思って帰る、オキニイリ。
関連ランキング:カフェ | 表参道駅、外苑前駅、明治神宮前駅
[5回]
PR