ストリーマーコーヒーカンパニーにてお茶を少々。
打ち合わせの前にちょっと気持ちを温めておきましょう…、と、渋谷の外れのラテのおいしい隠れ家的なるオキニイリ。
不便なロケーションでだからいつも空いていたのに、ひさしぶりに来たらばなんとかなりの混雑…、座れる場所は入口近くの小さなカウンターのあるところだけ。
ラテをもらってそこに座って、肘をついたらそのカウンターがガタンと傾く。
中身が飛び出しソーサー汚して、あぁ、やっちゃったと。
ところがラテアートは一切壊れず、飲むためそれを傾けようが、最後の一滴を飲み干したのにそこにはキレイな模様がそっと残ってた。
甘くて苦くて、しかもやさしく、風味豊かなココのラテ…、最高級のオキニイリ。
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そして夜…、和食が食べたい!
そう猛烈に思ってしまう…、なぜなんだろう、無性にお腹が日本的なる味を求めてグルグルなった。
手の込んだモノでなくていいから、ご飯か麺類…、できればどちらも一緒に食べたい。
どうしようかなぁ…、と思ってそうだ、大戸屋に行こうと思ってきます。
板そば。
それにマグロの漬け丼がついたセット。
地方都市の郊外にはこうした「麺と丼のセット」を主力にしているお店が結構あって、けれど東京の街中には少なかったりするので大戸屋みたいなお店は重宝します。
カフェっぽい店。
料理も和食がテーマではあるけれど、ちょっとカフェっぽいアレンジがあるおしゃれな料理。
この漬け丼も水菜やネギのあしらいがタップリ入ってネットリとしたマグロの漬けにシャリシャリたのしい。
それにしてもこのマグロの漬け。
浸け込むのでなく、上にかけると漬け味になるタレをトロンとかけたマグロの赤身。
「なんちゃって」な感じではあるけど、これが案外美味しかったりするのです。
回転寿司の漬けがこれ。
外食産業の食材としての魚の世界は、回転寿司業界の手でかなりドラスティックに変わってしまった。
良いこともあり、悪いこともあり。
ファミリーレストランが牛肉世界を変えたのとおんなじことかもしれないですね。
それから板そば。
角ばっていて、一人前の形をしててけれど残念。
ちょっとのびてた。
板で作ったお皿の上に、散らかるように感覚をおき並べられててだから水気を木の板が吸い込むような配慮がある。
けれど板の吸水力では追いつかないほど水っぽくって、やっぱり蕎麦はそば屋に限るとしんみり思う。
出汁がうすくて、しかもこの板一枚分のそばをたぐるのにちょっと足りないところもなんだかみみっちく、でもしょうがない。
ココはもともと定食屋だから麺のクオリティをとやかく言うのはお門違いだって戒める。
豚ロース肉をガリッと揚げて、野菜と一緒に黒酢のソースで食べるモノ。
もう一品の追加用にと用意されてるほどよいサイズ。
サラダではご飯のオカズにならないし、一品料理をワザワザたのむのは量が大げさ。
そんな気持ちをなだめてくれる。
それにしてもこの店、長居するお客様が多くて回転率があまりよくない。
長居のお客様のほとんどがドリンクバーをたのんで、おしゃべりや時間つぶしにうち興じてる。
ドリンクバーをおいた途端に長居するお客様が増えて当然…、だって長居推奨の目印みたいなモノだもの。
食事が終わってもソフトドリンクという免罪符を並べてなかなか帰らぬテーブルに、お茶をわざわざ持っていく。
ドリンクバーをたのまぬボクにはお水しかやってこないのに、なんだか不合理。
ルノアールじゃないんだからねって思ったりした、まぁ、それもよし。
それにしても今日は温かいのか寒いのか、分からぬ一日。
春になろうと一生懸命、季節は思っているのだけれどなかなかそうはならぬじれったい空の気持ちが伝わる気候…、今年は花も咲こうかどうか迷って右往左往している。
一足先に、花咲く画像をみてニッコリといたしましょう。
The Beauty of Flowers!
あぁ、うつくしい。
みていると、なんだか元気が湧いてくるような力強さに満ちたステキなうつくしさ。
今日飲んだストリーマーコーヒーカンパニーのラッテの泡も、儚くも、たくましいほど力強くてだからキレイでうつくしい…、自然が仕組んだしたたかな美を感じます。
間もなく春の、今日の夜。
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