朝をいつもよりちょっとだけユックリスタートする今日…、ポールバセットの渋谷のお店にやってくる。
ヒカリエの中…、10時スタートの開店早々、朝食をかねてササッとコーヒー飲みましょうか、とやってきたらばココはセルフサービスじゃないのですネ。
案内されて、テーブルにつきメニューをサッと手渡され注文とって料理がでてくる…、サンドイッチをたのむとナイフとフォークがうやうやしくもテーブルの上に並べられるという趣向。
コーヒー専門店じゃなくて、コーヒーレストランって趣向であります。
なんだか粋じゃない気がしちゃう。
サービスは良い。
ニコニコ、キビキビ、キリッとしてる。
けれど客席側で提供されるサービスと、商品を作り出している厨房の中の手仕事がパキッと区別されてしまったお行儀良さに、もどかしさを覚えてしまう。
飲食店。
特に専門店と呼ばれる店は「料理が主役のおもてなし」を心がけるべき。
サービスだけで人を屈服させようとする店は飲食店と言うよりも水商売に分類されるべきモノ。
まぁ、そこまで極端ではないけれど、商品価値以上の値段をいただきましょうと、一生懸命、サービスでカバーしようとしているようにみえてしまうのがもったいない。
コーヒー専門店だと思ってやってきた店が、上等なレストランのような気取りをもって佇んでいた。
ちょっとした違和感を感じたワケです。
西新宿のお店を勝手にイメージして、あらぬ期待をしちゃったんでしょう。
濃厚なサービスと居心地のよい雰囲気を提供しますから、レストラン的に非日常的なる値付けを許して下さいな…、ってことなのかもしれません。
出来たばかりの商業ビルで、家賃を払うと言うコトはこういうコトなんだろうなぁ…、と思いつつも勿体ない!
とはいえ料理は的確…、ウットリします。
カンパーニュのオープンサンドをたのんでみたら、ドッシリ見事なボリューム感で、中指の長さを越える分厚いパンにタップリ、ツナのマヨネーズ和え。
中にチャイブとバジルを練り込み胡椒で風味をつけたのをのせてオーブンで焼き上げ、オリーブオイルで風味をつける。
ナイフフォークで切り分け易いように、入れた切り目からパンにツナとオリーブオイルの風味が滲んで、シットリとしたパンの食感がまずはゴチソウ。
パンの表面はサックリ焼けて歯触り軽く、上を飾ったネットリとしたツナの食感と混じって口がにぎやかになる。
焦げたツナの香りが鼻から抜けて食欲駆り立てる。
サイドのサラダもルッコラ、ハーブをオリーブオイルとレモンに塩でサッパリ、ドレスしたものでシンプルだけど、口をリセットさせるゴチソウ。
セットに選べるコーヒーの種類が多いところがいいかな!
フラットホワイトを選んでたのむ。
オーストラリアやニュージーランドで一般的な、エスプレッソにスティームミルクをタップリくわえて味わう。
泡の存在感をたのしむようにできているカプチーノなんかと違って、エスプレッソと混ざり合ったミルク自体の味わい、うま味をたのしむちょっとカフェオレみたいな味わいで、ゴクゴク飲める。
ポッテリ喉を満たしながら、お腹を温めたのしめる。
さすがにコーヒーの味の作り方は見事だなぁ…、って感心します。
笑顔がキレイなスタッフのほがらかにしてニコヤカなサービス見事で、見ていて飽きるコトがない。
西新宿の店とは違った個性を認めて、時間を無駄に過ごす余裕を持てればココも、悪くない店…、悪くない。
関連ランキング:コーヒー専門店 | 渋谷駅、神泉駅
ところで、以前貼ったこともある、エスプレッソドリンクのレシピチャートを貼っておきましょう…、多様であるってステキなコトってあらため思う、オモシロイ。
[13回]
PR