赤坂で打ち合わせをしながらランチを…、と、それで「叙々苑」。
通常の焼肉ランチも手頃な値段で用意されてる。
叙々苑っていうと、高級焼肉店の代表。
高価なメニューばかりと思いがち。
けれどランチはお手軽。
焼肉にしたって1000円というサービスメニューもあったりする。
お店のそこかしこでジュウジュウ肉を焼く音や香りがするのだけれど、肉を焼きつつというより手っ取り早くと、それで丼。
「ビビンバ肉重」というのがあって、それをたのんだ。
名前の通り、お重であります。
そこに焼いた牛肉と、モヤシと青菜のナムルに大根なますがキレイに並べられてる。
お弁当の三色ご飯の、アレンジ版のような感じ。
けれどさすがに肉からおいしい韓国風のタレの匂いがやってくる。
ビビンパ重と名前にあるから、これはワシワシかきまぜてビビンパ風にして食べるんだろうと思ってガシャガシャお箸で混ぜて、食べるとなるほど…、こりゃ旨い。
叙々苑のスゴいとこというのは、何を食べてもハズレがないとこ…、飛び上がるほどおいしいモノもないけれど、失望させられるコトがないのが、人をもてなすレストランとして評価されているんだろうなぁ…、ってこのビビンパ重を食べて思った。
サイドについてやってくるキムチもスープもしっかりしていて、失望させられるコトがない。
これに叙々苑サラダがついてくればもう完璧なのに…、って思っていたら、隣のテーブルにやってきた外人ビジネスマンたちが、この丼を一つづつ、みんなで焼肉と叙々苑サラダを追加でとって、贅沢ランチをたのしみはじめた。
あぁ、そのやり方があったんだ…、ってちょっと悔しく感じて笑う。
お店を出るときiPhoneを忘れてきたら、息せき切って階段駆け下り「お客様、忘れ物です」と届けてくれたウェイターくんの笑顔と額の汗に叙々苑らしさを感じて感服。
ステキなランチとあいなった。
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それからちょっと歩いてお茶を「コヒア・アラビカ」ってお店でとった。
実はこの店…、ずっと長らく気になっていて、けれどどんなお店かわからず来る機会を逸していた店。
通りに面して一軒普通の喫茶店のような入り口…、ところが地下へと階段が伸び、上から見ると下へ下へと誘われるただならぬ気配を発して、足がなかなか降りていかない。
実は友人もそうだったようで、ならば2人で降りて行こうよ…、と。
スゴいお店でありました。
カウンターの中に厨房。
すわり心地の良い椅子に大きなテーブル。
ちょっと大きめの普通の喫茶店のように見えて、けれどお客様はほとんどいない。
ランチタイムの終わり頃。
まわりの喫茶店はどこも大忙しの最中に、ココだけ違った空気が流れる。
メニューを見たらすべてのコーヒーが1500円前後という値段になるほど。
そういう店かと思いもしたけど、後には引けぬ。
いかにもコーヒーマニアなようなご主人が来て、どんなコーヒーがお好みですか?と聞くので、力強くて最後に酸味が来るのが好きですと。
ならばアラビカ系のコーヒーがよろしゅうございましょうと言われて出されたコーヒー。
浅い色目で香りやわらか。
飲むと苦味はほのかで最初は甘みを感じる。
ところが最後にスキッ!と酸味が幕引きをする…、確かにおいしく、なによりボクが行った通りの味わいのモノ、値段以上の価値があるかといわれるとちょっと首を傾げてしまうけど、でもココは赤坂、こういう店があっても悪くはないのでしょう。
東京にはいろんな店があるけれど、これほど摩訶不思議にして魅力的なるお店はそんなにないんじゃないか…、それにこういうお店がこうしてずっと続いているという、この東京はなんと懐深くて不思議な街なんだろうっていろんなコトを思ってしまう。
ちなみにお店の中での撮影は遠慮されたしと言うコトで、この摩訶不思議にご興味ある方はご自身の目で確かめられたし…、昼のコト。
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