仕事の途中でぼんやりお茶をと、テクリと歩く。
場所は表参道のコト。
メインの通りからちょっと離れた裏通り。
ユックリできる場所をとそれで、「パンとエスプレッソと」にやってくる。
暖かくなるとお店の前の窓や扉を全開にしてお店の中までオープンエアのようになる、ステキなしつらえ。
しかもお店の中はガラリののんびり風情。
空気も明るく、気持ちも軽い。
それにしてもこの店がある「原宿二丁目商店街」という通り。
入り口近くにはロイヤルホストやバルバッコア。
表参道の空気がそこには濃く漂っていて、けれどそこから奥へ奥へと歩いて行くとまい泉本店。
そこを越えるともう住宅街。
ロータスなんてカフェがポツンと昔はあった程度の通りで、ところが最近、どんどんお店が増えてきている。
ちょっと癖ある飲食店やカフェがメインではあるんだけれど、コンビニエンスストアが増えた。
コンビニがやってくると途端に街の景色が下品を帯びる。
チープで無神経なギラギラ看板がココにも溢れて、ちょっと前とは違った街のように感じる。
コンビニ自体は便利でボクも重宝するけど、ココまで目立とうとしなくたっていいだろうと思うほどに彼らの存在感は強烈…、自由な日本のこんな自由はナヤマシイ。
カフェマキアートをたのんで飲みます。
甘く作ってくださいね…、ってお願いをしてやってきたのが元気なカップの上にプクッと盛り上がるほど並々、タップリ、ポッテリな泡。
シングルショットのエスプレッソに、ミルクの泡を乗っけただけの飲み物で、泡をこわさぬようにエスプレッソの中に最初から砂糖をタップリ混ぜて味わう、飲むスイーツみたいな味わい、飲み心地。
カップに唇あてるとジュワリと泡が潰れる。
ミルクの甘味と香りがまずは鼻をくすぐり、それに続いてエスプレッソがトロリと口に流れ込む。
ほどよき温度。
熱くはなくて温かい。
エスプレッソに砂糖を混ぜてる段階で、温度が下がって適温になる。
しかも泡は熱くない。
だから一口目からおいしい温度でエスプレッソの味や香りが一番おいしく感じる状態。
泡でずっと蓋をしてるから、おいしい温度が変わらないのもウレシイ配慮。
泡の風味やうま味もしっかり感じるのに、エスプレッソの風味が決して壊れないのがステキなところ。
砂糖の甘味と影に隠れて酸味が最後にスキッと残って爽快。
苦味も上等。
やさしい味わい。
タップリの泡の上にハートが描かれていて、そのポッテリがビックリするほど。
エスプレッソと混じって口の中にやってきて、口の中にてカフェラテ風味を装うんだけどミルクでエスプレッソが薄まるようなコトがない。
泡も決して壊れずに、ハートの模様が最後の最後まで歪みはするけどなくならないほど丈夫で頑丈。
ボクのハートもこんなコトにも壊れぬように…、と、お祈りしながらゴクリと飲んだ。
最後に泡が少々残って、カップを横に傾けてもそれがこわれぬところに惚れた…、そして次の仕事に向かう、ニッコリと。
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ところでAGFから発売される、スティック状の顆粒フルーツティーシリーズ「スティックティーハート」のプロモーションのために作られた、ファンシーな紅茶工場の動画がステキ。
アナログのからくり人形とデジタルサイネージ、ゾートロープがシームレスにつながって出来上がった「Fruit Tea Factory」っていうアトラクションの一部始終。
ファンタジーの極みであります。
ちなみに、このアトラクション今月の12日まで代官山のGARDEN GALLERYで開催される「TEA HEART CAFE」イベントで実際に体験できるんだというのです…、時間がなくて見れないボクがかわいそう(T_T)
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