移動の途中の今日の朝…、新宿駅の南側、地下商店街の一番はずれの「亜麻亜亭」って喫茶店にくる。
この界隈にはタバコが吸える喫茶店がいくつかあって、どこもほどよくにぎわっている。
乗り物の中は当然タバコは吸えず、新宿区では歩行喫煙も禁止されているからタバコが吸える場所は需要があるのでありましょう…、分煙でもなく禁煙でもなく、タバコの煙に囲まれながら味わう朝のコーヒーも昭和な気分でわるくない(笑)。
「亜麻亭」と書いて「アマティ」と読む…、今となっては暴走族的当て字のようにみえるけれども、ヨーロッパ系の単語に漢字をあてるのはご婦人方に向けて優雅を表現するための常套手段であったのですネ。
多分そんな時代からある店なのでありましょう。
エッチングの入ったすりガラス。
レオナール・フジタっぽい額装の絵。
ガレっぽいライトの傘にシャンデリア。
ウェイターさんがベレー帽をかぶっているのが、パリっぽくってオサレな感じ。
それにこの店。
サービスがとてもよろしく丁寧で、演劇の新派のセリフまわしのようなトーンの高く、ハリある声の接客用語がなんだか独特。
背筋が伸びる。
さて朝ご飯。
ココは飲み物をたのむと、たった100円の追加でパンやサラダを追加することができるシステム。
ロールブレッドにスクランブルエッグを詰めた玉子ロールとサラダをアイスコーヒーと一緒にください…、とお願いをした。
そしたら、同じお値段でトーストにサラダ、朝のお菓子やヨーグルトまでつく朝食セットもございますがと。
お得なモノを忘れずオススメする姿勢が、誠実でいいなと思う。
思うんだけど、玉子ローるがどうにもこうにも食べたくて、それで単品メニューを勝手に組み合わせ。
シャキシャキレタスにミニトマト、ドレッシングは酸味がシャキッと鮮やかな、軽めのフレンチドレッシングでまずはそれをムシャムシャ食べる。
食事の一番最初に野菜を食べると太りづらくなる…、とその法則を一生懸命信じて励行、焼け石に水とわかっててもがんばる所存(笑)。
そして玉子ロールにプチュリとケチャップしぼり、あーんっと大きな口を開けて味わう。
甘く味をつけた玉子がシットリ、フックラ。
しかもパンも甘口で、口どけが良く口の中でフワリと一緒にとろける食感、味わい深い。
まるで朝のおやつのごとき1
一方、アイスコーヒーはちょっと苦目で酸味おだやか…、口の中が飲むとスキッとリセットされるようなおいしさ。
いつもは煙いこの店も、今日はタバコを吸う人が少なくってなんだか得した気持ちにもなる…、さてさて仕事に向かいましょ!
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