渋谷の魚力の夜の開店時間にちょっと時間があったモノで、代々木公園の裏側をテレテレ散策…、歩いてお腹を一層空かせて晩ご飯をおいしく食べる算段をする。
そしたら一軒、なんだか面白そうなお店を発見します。
古いオフィスビルの一階。
白い牛の像が置かれて、花輪が一杯…、窓の上には「渋谷チーズスタンド」って言う看板があり、最近、オープンしたばかりなんでしょう。
どんなお店なんだろう…、って中を覗いているとお店の人と目があった。
互いにニッコリ、こりゃ入らなくっちゃって思って入る。
チーズスタンドって名前の通り、ココでチーズを作って売ってる。
お店の入り口部分にはスタバのようなレジ付きカウンターが設えられてて客席いくつか。
そして奥にはチーズ工房。
八王子の「磯沼ミルクファーム」って言うところのミルクを使ったチーズなんだそう。
飲食店の素人っぽいおにぃさんたちが働いている様。
まるで大学の学園祭の模擬店のごと。
初々しくてニッコリします。
けれど彼らが真剣に働く様は、まるでどこかの研究所のよう。
その的確な作業にウットリ。
何かをたのんで食べようか…、と何があるんですかと聞くと、本当だったらチーズを使ったサンドイッチがあるんですけど、パンが売り切れ。
だからサンドイッチはできないんです。
飲み物とチーズだったらありますけれど…、とそれならそれをもらいましょう。
コロンと丸いモツァレラチーズ。
まだほんわかとあったかいモノ。
それをストンストンと切って、木の皿の上に並べる。
オリーブオイルでドレスして、塩とブラックペパーをガリガリ砕く。
フレッシュバジルにトマトで飾り、さぁ、出来上がりというとてもシンプル。
食べるとコレが、まぁ、おいしい。
噛むとサクッとキレイに歯ぎれる。
歯切れた瞬間、口の中にミルクの香りが、広がっていく。
味もミルキー…、けれどオリーブオイルの緑の香りと塩のうま味がそれを支えて、徐々にコッテリ、うま味に変わる。
チーズっていうのは、ミルクでできてる。
そんな当たり前のコトを改めて、感じさせてくれるゴチソウ…、オキニイリ。
一緒にたのんだイタリアンレモネード。
イタリアの酸味やわらかで、甘みを感じるレモンを使ったモノで砂糖を加えずそのまま味わえる…、スキッと口がさっぱりしてきて、ここのチーズと相性抜群。
今度はサンドイッチがある時間に、来てみたいかな…、って思ったりした。
それが今日の晩御飯のよき前菜となったワケ。
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それから魚で夜のお腹を満たしたその後に、一緒に付き合ってくれた友人がどうしても行きたいからというので「白一」。
ミルクタップリの生アイスの専門店。
先日は生のアイスクリームをミルクと一緒に食べてみた。
今日はそのままコーンにのっけて。
いわゆるソフトクリームスタイルで食べるコトにしたのだけれど。
注文したら「1分ほどお待ちいただけますか?」と聞かれる。
ええ、いいですよと答えて厨房の中をみてみる。
まずはコーンにあっけなく、生アイスクリームをしぼり出す。
ツンと天突きそそりたつ、見事な姿に「あら、もうできた」と思っていたらそれをそのまま冷凍庫の中に収納。
しばらくそこで休ませる。
絞ったばかりの生のアイスはそのままでは溶けて壊れてしまうのでしょう。
一旦冷やしてギュギュッと締めて倒れずおいしさ保つため、そのひと工夫なのでありましょう。
さぁ、どうぞと手渡されて一言注意。
「斜めにすると倒れてしまうので、そのままそっと持ってください」。
口に運ぶまでこれほど緊張するのはひさしぶり。
パクリと食べるとシャリンと冷たく、甘くてミルクの香りが濃厚。
クリームソーダの氷に触れたクリームの膜のようになった部分だけ集めてソフトクリーム状にしたような儚い食感、冷たくやさしい溶け心地。
ソフトクリームだとペロンと舐めて食べられるけど、これはザラッと氷の粒がタップリ表面についているので、上から齧って食べるようになる…、それがなんだかまたオモシロクまた来なくちゃぁって思う夜。
そういえば、晩ご飯の前の食べた前菜替わりのチーズもミルキー、食後のこれもミルキーで、ミルクではじまりミルクで終わった健康的なる夜のコト。
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