赤坂で仕事をすませてランチをどこかで…、と赤坂サカスをブラブラしてたら「ビビゴ」って言うお店を発見。
実はこの店…、韓国のサムスンからスピンアウトした、食品・流通・エンターテイメントまで手広く手がけるCJグループが展開しているグローバルコンセプト。
つまり「飲食店の世界共通プラットフォーム」で韓国で11店舗、ロサンゼルス、ロンドン、シンガポール、中国にも展開中で、前から日本にもやってくるとは聞いていた。
こんなところに出来たんだ…、って思ってそれでちょっと並んでランチとします。
商業棟のアトリウムに面して作られた開放的なお店の外観。
カメラを構えると日本じゃない感を発散してる。
お店の中の雰囲気も韓国料理のお店というより、カフェな雰囲気。
メニューコンセプトが「野菜をおいしく」、だからまるでオーガニックレストランのようにも見える。
いい空間です、都会的。
スプーンとお箸を収めるパッケージ。
紙の手触り、ロゴデザインまで、統一感をもって整えられている。
こうしたデザインも全て含めて世界共通というコトで、かなりお金がかかってる…。
ランチのメニューは5種類ほど。
メインはビビンパ。
「ビビゴ」って言う店名の由来が「ビビンパ・トゥー・ゴー」…、つまりファストフード感覚でビビンパを手軽にたのしむコトができるお店というコト。
その思い切りがなかなか立派でオモシロイ。
一番の売り物になっているのが「サラダビビンパ」という料理。
もともと野菜をタップリ食べるコトができるビビンパを、もっとサラダ風に食べてもらおうという工夫でしかも、好みでカスタマイズできるようになっている。
ご飯が4種、トッピングとして肉の料理が6種類ほど、それにソースを4種類と、洋食のお店のサラダランチなら当たり前のこうした工夫が今まで韓国料理でなかなかなされなかった。
いいんじゃないのと感心します。
黒米ご飯にソースはサムジャン、トッピングとしてプルコギとチキンの炭焼をえらんでたのむ…、トッピングが一種類だと980円でセットになってて、トッピングを一種類くわえるごとに80円がプラスされるというシステム。
今時ランチとしては若干高めの設定…、けれどやってきた料理をみればなるほどこれならって納得できるボリューム感にクオリティー。
サンチュをちぎってベースを作りそこにタップリ、多彩なナムル。
キュウリに大根、モヤシに小松菜、きのこと様々。
それらそれぞれに個別に味がついていて、ナムルだけを食べても十分おいしく感じる。
ナッツをパラリと風味に添えて、脂を落として煮られたプルコギ。
炭の風味がおいしいチキンと、味わい豊かでなによりおいしい。
野菜をタップリ食べられるのが、またオゴチソウ。
それにしても感心するのがソースが個別パックにはいってやってくるとこ。
どんなビビンパにもまずはごま油。
それにサムジャン。
コチュジャンベースに味噌や風味付けの薬味調味料を混ぜて作った韓国料理のベースをなすタレ。
一人前ずつ。
個別パックに入れられて、しかもそれがオリジナル。
なんだか機内食を食べてるみたいな気持ちにもなる。
合理的にして、今までの韓国料理じゃないんだぞ、ってモダンなエキゾチズムがオモシロイ…、なにより例えば日本の食品メーカーが、ココまで気合を入れて、外食のコンセプトメークをするかというと決してしない。
韓国料理を真面目に世界に押し出したい。
そんな気持ちが伝わってくる…、なんだかちょっとうらやましい。
サイドの料理もシッカリしてます。
味噌汁代わりのテンジャンチゲも味わい深く、ピリッと辛みと納豆っぽい独特な味噌の香りが鼻から抜けて食欲さそう。
おかずが3つ、甘いドレッシングであえたサラダにスッキリとした辛みがおいしい白菜キムチ、ジャコを甘辛に煮込んだモノとどれもキチンと韓国風。
昔の韓国をなつかしむような韓国料理のお店は掃いて捨てるほどある。
これど「今のソウル」をリアルタイムで感じるような韓国料理のお店は希少…、今度は夜に来てみようかとおもって帰る、オキニイリ。
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