喉が痛くてちょっと歩くと鼻水がでる…、風邪の日の昼にやさしい元気を味わいたくて、それでベトナム料理を食べるコトにする。
勉強会の会場の近所にある「ハノイのホイさん」というお店。
日本にあって、限りなく本場のフォーに近いモノを食べてもらいたいからと一生懸命がんばっているお店というので、前からずっと来たかった。
渋谷駅からほど近く、桜丘というちょっと急な坂道を、登りつめる寸前にある小さなお店で、お店の前にやってきたらばちょうど開店の準備が終了するタイミング。
それでお店に入れてもらって、ファーストゲストの栄誉に浴す。
ランチタイムには手軽なセットが用意されてる。
フォーを一種類、それから今日のミニ丼がついて880円。
チキンスープを使ったフォーか、ビーフスープのフォーが用意されていて迷わずビーフ。
スッキリとして癖のない塩のうま味がひきたつ鶏のスープもおいしんだけど、牛肉のうま味と甘みを感じるスープ。
今日のように元気を出さなきゃいけないときには、かなりウレシイ。
アリガタイ味。
ただ、ビーフスープはすぐに壊れる。
ちょっと目を離した隙に、濁ってきたり雑味が出たり。
あるいは焦げた香りがついたりするので、なかなかおいしいモノに出会えぬ。
ココのはどう?
ワクワクしながら食べてみたらば、これが見事。
ドッシリとしたビーフコンソメのような風味に、やさしい甘み。
牛肉と一緒に炊いた野菜の甘みなのでしょう…。
仄かな酸味が最後に残り、力強い味なのにゴクゴクのめる後味のよさにウットリします。
クニュクニュ、ムチムチしたフォーにこれがキレイにからんでお腹の中になだれ込んでくオモシロさ。
生のモヤシにスライスオニオン。
その両方がシャキシャキ、歯ごたえ痛快で、生の牛もも肉を一枚、トッピングしてやってきてそれにみるみる熱が入ってしゃぶしゃぶ状になっていく。
パクチーがあらかじめ入ってはいる。
けれどもっとパクチーを!と。
それで追加でパクチー大盛り。
どれほど大盛りかって思って待っているとこれが、スゴい、スゴい。
大きなカップにどっさり、タップリ。
入りきら無いほどの量のパクチーがきて、あぁ、うれしい。
そのまままずはモサモサ食べて、口の中がベトナム的になっていくのがうれしくて、フォーにタップリ。
ビーフ風味のスープと一緒に食べるとこれが、不思議なコトにミントな感じの爽やかさ。
モサモサとしたパクチーの食感混じると、フォーのツルンとなめらなかのが際立つ感じがまたオゴチソウ。
そういえば、昔、パクチーがあんまり得意じゃなかったボク。
好きになったのがアメリカでメキシコ料理に遭遇したとき。
それまでずっとアメリカ料理ってなんでこんなにノッペリしていて退屈なんだろうと思ってうんざり…、ところがコリアンダーを混ぜ込んで炊いたシラントロライスにであったとき、あぁ、なんて鮮烈って感心したのがキッカケだった、なんだかちょっとナツカシイ。
セットについてくる今日の丼が、豚ひき肉を炒めたそぼろをタップリ乗っけた屋台飯…、ご飯は少々、ほとんど具材というのがうれしく、しかも味わい力強い。
そぼろとはいえ、みずみずしくて、しかも中にシャキシャキ、いろんな野菜が刻まれ入ってて、口の中がリズミカルになる、その食感が味わい深い。
そこにもパクチーたっぷりおいて、ワシワシかきこみお腹に収める。
さてさて、仕事の準備ができた…、がんばりましょう、ニッコリと!
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