12月のはじめの月曜…、天金で朝を迎えてはじめる。
この時期になるとなぜだか郵便ポストが目に入る。
いつもそこにあったはず…、急に数が増えたわけじゃないのに気になってしまうのは「年賀状を書かなくちゃ」って気持ちがせいてる証拠かも。
それに赤い色がホリデー気分をかきたてるから…、かもしれないなぁ…。
もうあと3週間でクリスマス。
それから1週間で2012年も終わりだものネと、センチメタル気分な今朝。
今日はいつも以上に元気が必要、それで白いご飯で朝をむかえるコトにしました。
パンだと出ない力が、お米を食べることで出るような気がするのはやっぱり、日本人。
それに味噌汁。
何がなくともその両方が揃っていれば、乗り切れそうな感じさえする。
特にココのご飯はおいしい。
しかも味噌汁がボクの好きなちょっと甘目の麦味噌で、田舎の味噌汁思い出させるオキニイリ。
定食たのむと必ずついてやってくる、しらすおろし。
昔はこれがメインの安い定食さえもがあったほど。
疲れたお腹にまず、大根おろしを上げれば食欲わいてくるでしょ。
朝の気持ちもすっきりするでしょ…、とおじさん思いのオモテナシ。
そういえば、ボクが小学校のとき。
「白石塾」っていう私塾に通ってたコトがあって、白石さんていう鬼軍曹みたいなおじぃちゃんの家の茶の間で勉強するのだけれど勉強終わると、みんなで食事をして帰る。
頭も栄養が必要だから、一杯食べなきゃ知識も身にはつかないんだ。
だからみんなで大根おろせ…、と生徒みんなで大根すって、丼一杯食べるというのがそこの塾の伝統だった。
もしかしたらそのとき、今の胃袋が出来上がったのかもしれないなぁ…、ってなつかしいコトを思い出す。
それに奴。
今日はいつもより、ちょっと豆腐が大きく感じる。
上にたっぷりネギ、生姜。
ネギが青々、シャキシャキしててみずみずしくて、それでパラリと七味をかける。
醤油をかけずに七味の辛味と風味で味わう。
豆腐の味がそのまま口に広がっていくのがオモシロイとこ。
ヒヤッと口にすずしくて、喉をツルンと滑り落ちてく食感がたのしく、朝がキリッとはじまる。
ご飯のオカズというよりも、これ自体をたのしみ味わう。
半分ほどを豆腐にたわむれ、それからサイドの味付け海苔をちぎってパラリ。
豆腐の上に散らしたら、グシャッと豆腐をくずしつつ海苔の風味を豆腐にうつす。
醤油の味をかりずに味付け海苔の風味とうま味で豆腐を味わう。
ご飯の上にそっとのせ、ハフっと食べると口の中にみなぎる滋養。
お米ご飯のひとつぶひとつぶが口の中で転がっていく、その様、豆腐が後押しをする、やさしい朝のオゴチソウ。
いつもは鮭をたのむとこ、今日はサバの塩焼きにする。
直火じゃなくてスティームオーブンで蒸気をあてて仕上げたサバの塩焼きは、皮がペロンとキレイにめくれて、皮が嫌いなボクにはうれしい。
強火の遠火、しかも炭で脂をブクブクさせながらパリッと焼けた皮ならウェルカム…、中途半端な皮ならこうしてめくれてくれた方がありがたくペロンとめくって中のみほぐす。
サバ独特のコッテリとした魚の香り。
指にくっつき、それをおかずにご飯を味わうコトができそうな、まさに冬的朝のゴチソウ…、お腹をほどよく満たしてさてさて、今日の仕事をはじめよう。
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