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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
    64
    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    渋谷の街の街外れ…、宇田川町っていうメインストリートのはずれのはずれにある「ウーダの谷のマメヒコ飯店」って言うお店で今日の〆にする。
    uda.jpgもともと「マメヒコパートⅡ」って言うお店があった。
    渋谷の名物隠れ家カフェの「マメヒコ」の別館として作られて、けれど変わっているのが喫茶店の中にとんかつ専門店が同居していた。
    パン工房を共有し、喫茶店ではそこで焼いたパンをトーストにして提供し、とんかつの店ではそれをパン粉にしと、不思議な相乗効果をあげてた。
    ところがとんかつの店で調理長をやっていた方が体をこわし、しばらくお休み。
    改装をして中国料理のお店に生まれ変わってかなりの評判とってる。

    2c7009f3.jpeg2つのお店を隔てた壁を取っ払って開放的なつくりにし、かつてとんかつ専門店があったところをキッチンにした。
    喫茶店にあったカウンターはそのまま場所を変えておき、カウンター席に作り変えてる。
    かつてコーヒーを入れるためにお湯を沸かしていたとこに、大きな蒸し器をおいてそこから蒸気がずっと揚がってる。
    なんだかワクワクする空間で、お店に入った途端にニッコリ。
    ワクワクしながらまずはお茶。

    コーヒー、紅茶、中国茶と喫茶店的飲み物メニューが魅力的。
    料理をためそうと思っていたので、中国茶。
    ポットでお出しもできますし、「農民風の飲み方」もしていただけます、と言われてそれじゃぁ、農民風でと。

    小ぶりの丼…、大きな茶碗というサイズの陶器の鉢に茶葉をタップリ。
    そこにお湯を注いでお皿で蓋をして、そこに小さな盃2つ。
    長細いのはお茶を注いで、香りをかぐための聞香杯。
    もうひとつはお茶を実際飲むためのモノ。
    中国の茶道にのっとる飲み方を、けれどとってもカジュアルに楽しむコトができるたのしい工夫で、しかもお店の中にお湯を沸かしたやかんが置かれて、好きにお代わりできるシアワセ。
    a2d5f815.jpeg料理もお茶のたのしみにあわせて点心類が多くそろっていてオモシロイ。
    中でもメインの売り物が「今日の豚肉料理と豆ご飯」というセット料理で、豚肉料理は蜜と醤油で煮込んだ豚肉…、煮だしたチャーシューみたいな食感、味わいで、大豆をくわえて炊いたもち米は固めで歯ごたえ確かな出来栄え。
    名物の大シュウマイをたのむと皮はほとんど使わず、まるで蒸して仕上げる肉団子。
    ザックリ切った生姜を刺して風味をつけて、肉の香りを引き立てる。
    切り干し大根を使って中国醤油とお酢で漬物にしたモノがカリカリ、食物繊維が奥歯で砕ける食感たのしい顎のゴチソウ。

    51a8c0fb.jpegレストランでもないカジュアルさ。
    カフェというには本格的な料理の数々。
    けれどとても気軽にたのしめ味わえる、まるで茶菓子のような料理が沢山揃う。
    お茶をたのしむように料理をたのしめる。
    「飲茶」という食事スタイルがそうだとすれば、ココは立派な飲茶のお店。
    日本で今まで根付かなかった「お腹いっぱいをたのしむのでなく、お茶を飲みつつ会話をたのしむ」おいしい時間をたのしむお店。
    これはいいや、とオキニイリ。

    料理もシッカリしておりました。
    例えば豚足の醤油煮はプルンプルンとコラーゲン質容赦無く、コロンコロンと骨が一本、また一本とお皿に積もる見事な一品。
    これでもかって使われた、香菜タップリ、風味を足して、気持ちが香港、台湾に行く。

    麻婆豆腐はためしにとった。
    あまり期待もせずに食べたらこれがなかなか上等。
    ホツホツとしたあらびき豚肉の歯ごたえ立地で、山椒の痺れも十分な大人の味で、中国のお茶を甘くおいしくしてくれる。
    この店かなりハマリます。
    子供の街の渋谷を必死で大人な街にしようと東急グループが、大きなビルを駅の向こうに作ったけれど、ココにもどっこい、大人の渋谷がございます。
    むりくりでっちあげられた大人の街より、ボクはこっちの方が好き。

    そういえば、今日の夜のツイートが「風の谷のナウシカ」関連でうめつくされてた、ボクの今夜は「ウーダの谷のマメヒコ」でした、お後がよろしいようであります、また明日。



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