夕方、ちょっと用事があって、有楽町で晩ご飯をとる。
有楽町の交通会館の地下にある「大正軒」っていう洋食屋さん。
肉屋さんが経営している揚げ物系の食堂で、メニューはだからがっつりお腹いっぱいになる系料理が目白押し。
にもかかわらず、女性だけで営業しているちょっと不思議なお店であります。
厨房の中で料理を作っている人も、ホールでサービスする人も若くてキレイなおねぇさんたち…、だからお店の雰囲気も明るくにこやか…、オキニイリ。
鶏唐揚げやとんかつ、あるいは生姜焼き。
肉を食材にした料理がメインで、お客さんは体の大きなおにぃさんが中心ではある。
けれどおなじみらしき女性のお客様がやってきては、お店の人と会話をしている。
やさしい雰囲気。
で、多分、こうした「おねぇさん的お店」だからなのかもしれない。
売り物の一つがスコッチエッグであります。
ゆで卵を1個まるごとひき肉でくるんでつくる。
ラグビーボール状に形を作るから、中まで揚げるのに時間がかかる。
だからこれをメニューにのせるお店は少なくなってる。
たのむとなんだか得した感じ。
色鮮やかで、自分でなかなか作らないから、お店の料理って感じがします。
しかもココのスコッチエッグ。
デミグラスソースで煮こまれていて、パン粉衣がネットリとした歯ごたえになっているのにウットリします。
茹でた玉子に練った芥子をのっけて食べると、おでんの玉子を食べてるみたいな感じがしてきて、そこに合挽肉の味がまじるとまるでおでんとメンチカツを一緒に食べてるように感じるところがオモシロイ。
エビのフライが一本のってて、尻尾までもがカリッと揚がってなかなか旨い。
茹でた玉子がタップリ入ったタルタルソースをタップリのせる。
卵サラダを食べてるみたいな感じがするのもまたたのし。
それから今日のおすすめ料理。
新鮮な穴子が入っておりますからと、一本揚げをたのんでみます。
江戸前天麩羅の花形食材。
同じ揚げ物でもあまりフライにならない素材で、けれどこれがなかなか旨い。
むっちり太った穴子がカリッと揚がってて噛むとふっくら。
ネットリとした肉が飛び出す。
これには醤油をササッとかけて、風味豊かをたのしんだ。
一緒に盛られているのは鶏のささみで、サッパリとした味わいの繊細な肉。
そこにビッシリ、パン粉をはたいてサクッと揚げる。
ココの揚げ油は植物油で、だからサッパリ。
サクサク、パクパク食べられる。
サイドの野菜はキャベツだけじゃなく、かいわれ大根やニンジン、それからキュウリも混じってて付け合せというよりなんだかサラダのような感じがしてくる。
こうしたところも女性がやってるお店ならでは?って思ったりする。
出汁がシッカリきいていて、しかも味噌がタップリ濃い目の味の味噌汁や、ふっくら炊けたご飯もおいしく、しかもご飯が茶碗でやってくるのがステキ。
お箸で食べる洋食は、ライス皿にでてくるご飯じゃなくてやっぱり茶碗に入って手にとって行儀よく食べるコトができるご飯がありがたい。
ポットにタクワンたっぷり用意されていて、ご飯が進む工夫がうれしい。
しかも料理のサイドについてるナポリタン。
自分じゃ絶対つくれない、むっちりしていてケチャップタップリ吸い込んだこれまたご飯のお供になってくれるゴチソウ、みるみるうちに茶碗も空っぽ、また来よう!
関連ランキング:洋食 | 有楽町駅、銀座一丁目駅、銀座駅
[7回]
PR