東京駅の近くで仕事…、ついでに朝を日本橋にていただきましょうと。
日本橋の高島屋の近所にある喫茶店、「ロータス」ってお店を選ぶ。
この界隈はちょっと日本場馴れしたムードのある場所…、レンズを向けてモニター見るとそこに切り取られた景色がステキで気持ちが豊かになっていく。
とは言え高島屋の周辺が再開発の真っ最中で数年後には超高層ビルが建ち並ぶ街になっていくんだという…、このお店の前のビルもなくなり、朝日直撃のハイコントラストな画像になった、気持ちがパキッと明るくゴキゲン。
お店に入って「コーヒーと焼きサンドを作ってください」ってスパッと注文。
朝の時間はメニューなんて置かれてなくてほとんどの人が朝のコーヒー。
たのむとまずは水がくる。
それと一緒に、おしぼり、塩とゆで卵。
朝の時間は何も言わなくてもサービスとしてゆで卵がつくというのがココの流儀。
ボクの向かいのおじさんが、どうもはじめて来たらしく「これ、なんですか?」って怪訝げに聞く。
「サービスなんです」って言われてそれでも腑に落ちないような表情をする。
コーヒーのお供としてはいささか唐突。
でも、日本橋の紳士たちは何食わぬ顔で殻を割り、塩をタップリかけ回しつつ新聞片手に玉子を味わい、酸っぱいコーヒーをゴクリと飲む。
朝であります、日本橋!
サンドイッチはいささか時間がかかります。
玉子を割って、ゆっくり食べて、ゴクリとコーヒー半分くらいも飲んだところでやっとくる。
アルミホイルを四角くお皿のようにして、それでやさしく包み込む。
そうしないとバラバラになってしまうほどに具だくさんにしてデリケートな、朝が明るくなるようなここ独特のサンドイッチ。
パンをあらかじめトーストした上、具材を挟み込んでから切り分けオーブントースターの中で再び焼いて仕上げる…、だから「焼きサンドイッチ」という名前。
具材の組み合わせで二種類のサンドイッチが並んでいるのもうれしいところ。
ひとつはチーズとトマトときゅうり、もうひとつはハムとトマトときゅうりという組み合わせで、どちらも調味料を使わずトマトの酸味と甘みで味わうという趣向。
きゅうりまでもがあったかくって、けれどカリッと食感鮮やか…、その独特にウットリしながらひとつ、そしてまたひとつ、お腹をたのしく満たしてく。
サイドについたフルーツがいつも見事でビックリします。
イチゴにキウイ、リンゴにバナナにパイナップルがいつも揃った定番で、季節の果物が今は柿…、どれもが見事な食べごろで、ビタミン豊富な朝とする。
関連ランキング:喫茶店 | 日本橋駅、京橋駅、宝町駅
[4回]
PR