韓国料理でお腹を満たし、けれどちょっと物足りない。
肉を食べると不思議なコトに魚を食べたくなるのであります(笑)。
しかも寿司。
場所は有楽町であります。
そしたら行ってみる価値があるお店が一軒。
同じ山手線ガード下にある「葵」という店。
立ち食い寿司のお店で昼は、サラリーマンがすずなりになる繁盛店。
奥行き2メートルほどしかない薄い店。
間口は広い。
とは言えサッシ8枚分の広さがあって、そこに寿司のカウンター。
中に職人さんが立っていて、サッシとカウンターの間にちょうど人が一人立てるスペースができている。
立ってる人の後ろをすり抜けることなんてできぬ状態。
だからどこもが入り口、どこもが出口。
ガラガラっとサッシをあけて中に入っていただきます…、と言う趣向。
ところが夜はお店の表の通りにテーブルが置かれてそこで座って寿司を味わえる…、しかも冬になるとそこにビニール囲いを作ってストーブ。
居心地のよい、まるで博多の屋台のような空間が出来上がる。
いつも人気で座れるかしら…、と行ったら残念、満席でどうしようかと迷っていたらお店の中からご主人とんでやってきて、「一組様が今、お勘定の最中ですからすぐにご案内できますよ」って。
それでニッコリ、足踏みしながらお腹をすかせて席を待つ。
テーブルの上に紙と鉛筆。
食べたいモノをそこに書き、個数を書いて手渡すと、はいよ!と握ってお皿にのせてもってくるという、そのたのしさもオゴチソウ。
ただ今日は忙しかったようでメニューがかかれたホワイトボードのところどころに空白の行ができている…、うっすらそこに文字が残ってて目を凝らしてみると、あぁ。
食べたいものが消えてしまっているのにガッカリ…、でもしょうがない。
それでも食べたいものはある。
ホタテに生アジ、茹でた海老…、いつ食べても安定している味わい深さ。
特に海老はカチッと茹でられ、しかも水っぽさの微塵もなくて噛めば噛むほど甘みが滲む。
季節のワラサ。
脂が乗って、けれど脂の切れがよくうま味上等。
プックラとした赤貝も、ザクッと歯切れて紐がクニュっと軽い渋みを残して消える。
キラキラ、肌が色っぽい小肌はムッチリ。
軽い酸味がたのしい赤身。
ネットリとした甘みがおいしいイカのニギリは口の中でトロンととろける。
サーモンそれから生のり軍艦。
蟹のほぐし身にかにみそを乗っけた同じく軍艦にぎりでお腹がほどよく満たされる。
〆に巻物いただきましょう…、と穴きゅう巻をたのんで食べる。
注文してから軽く炙った穴子の身。
香ばしくってしかもフックラ、そこにキュウリがシャキシャキ歯ざわり痛快で噛むとジュワッと甘いタレが口に広がる。
甘み控えめで酸味がキリッと軽やかなココのシャリにピッタリ、海苔の香りも香ばしい。
熱い寿司屋のお茶を飲み、ココロまでもが満たされ昨日の〆とした。
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