博多うどんのお店ができた…、場所は大衆グルメの王国、有楽町の交通会館の地下食堂街だというのでこれはのぞかなくてはと、両手をふってやってきました。
小さいながらも福岡県の県産品をあつかうアンテナショップがあったりするフロア。
だからこの場所、このビルに馴染みがあったのでしょうか。
大きなフロアの一番の奥の目立たぬ場所。
近所は工事囲いができていて、工事中というのでますますひっそり、人通りがない。
けれど口コミなんでしょうか。
お店はかなりのにぎわいで、なんだかうれしくなっちゃいます。
小さなお店。
カウンターでお金を払って料理を受け取る。
椅子席があり立ち食いってわけじゃないけれど、気持ちは立ち食い。
気軽な感じ。
基本的にうどんだけ。
蕎麦なんかございませんぜ…、ってところがなんとも潔くていい。
メニューはトッピングを選ぶスタイルで、丸天、ごぼ天、肉に昆布と、博多のうどん屋そのものの具材が揃うところがステキ。
早速注文…、丸天うどんにごぼ天追加してたのむ。
チャッチャと見事な手際でできる、うどんの姿にうっとりしながら席につき、ココロの中で「パンパンパンっ」と柏手うって、いただきますとズルリと食べる。
うーん、なかなかよくできている。
ヌルンとぬめる博多の麺がスルンと口にやってくる…、一口目にはちょっと出汁が物足りなくて、アレって思うも、それは一瞬。
水をたっぷり含んで仕上がる独特の麺が最初は出汁をはじくのですね…、ところがそれがどんどん出汁と馴染んで言って、口の中が濃密にして風味豊かな出汁の旨味で溢れてく。
スッキリとした薄色で、けれど魚や昆布の香り豊かで味わい深い…、ゴクゴクそれを飲みながらやさしいうどんの食感に身悶える味わう、オゴチソウ。
ムチュンと歯切れる丸天や、サクサクコツコツ、奥歯にたのしいごぼうの天ぷら…、どれも博多のうどんのやさしい食感をひきたておいしくしてくれる。
かしわ飯のおむすびがあり、それを一緒にたのんで食べる。
甘めの味付け、醤油の風味と鶏の旨味にごぼうの土の香りがまじって、これもおいしい。
パクリと食べてそれからうどんのスープを口に含んでゴクリ。
うどんの出汁と炊き込み御飯の焦げた醤油の香りが口で入り混じり、お腹と一緒に気持ちもあったか、満たされる。
間も無く決行予定の旅の予行演習をするかのような、そんな食事にあいなった…、今度の連休は博多旅行の予定です。
関連ランキング:うどん | 有楽町駅、銀座一丁目駅、銀座駅
[5回]
PR