東京駅で朝を食べよう…、駅の近所の仕事の今日で、それでそうだ、初藤にしよう。
朝からずっと営業している居酒屋の朝…、定食類が充実してて、そういや最近きてなかったとそれでいそいそやってくる。
八重洲口側の地下街の中…、結構目立つ場所にありしかもお店の表の部分にサンプルが突き出すようにズラッと並ぶ。
ショーケースの中にサンプルがあるのじゃなくて、お店の壁から突き出るようにまるで店舗と一体化したその迫力に思わずパチリ…、外人さんを連れてきたらば絶対、WOWって盛り上がるはず。
いつもは卵焼きの定食にする。
卵三個に出汁をたっぷりくわえてつくった出汁巻き玉子。
ミリンでちょっと甘めに仕上げた、朝の気持ちが上がる一品。
けれど久しぶりにきて、おやまぁビックリ。
ベーコンエッグの定食がある。
目玉焼きってなぜだか気持ちが盛り上がる。
卵を割って焼いただけ。
卵料理というよりも、料理全般の中でも簡単な料理と思われがちなモノ。
よく、若い女性が何が得意料理ですか?って聞かれて、「目玉焼き」って答えると、それを聞いてた人たちが、えへへと笑う。
そんな風に使われる料理ではある。
けれどそれを作る人。
作るお店で流儀が異なり、まるで違った料理のようになっていくから、本当においしい目玉焼きを作ってあげるって、ある意味、永遠のテーマなのかもしれないなぁ…。
よく焼いてってお願いしても、そのよく焼きは千差万別。
一番ボクが好きなのは、ひっくり返さず蒸らしもせず、多めの油で蓋して弱火でジリジリ焼いて、端がガリッと焼けてきたらばほんの少しの水を落として、強火で一気に蓋して水を飛ばす焼き方。
白身が甘くてサクサクするのがオキニイリ。
さてここのはどう?って、ワクワクしながらやってきたこれ。
蒸らして仕上げるタイプでござる。
白身がふっくら、プルンとしてて君がレアに仕上がっていて、これも好き。
新鮮で大きめの玉子なんでしょう。
プックラ黄身が盛り上がっていて、黄身の芯の部分がキレイなオレンジ色に仕上がっている。
しかもベーコン4枚使ってそれがコンガリ、ガリッと焼けている。
焼けた卵とカリカリベーコンの脂の香りが、朝のお腹を直撃します。
まずは何もつけずにパクリ。
塩と胡椒がキッパリしてて、何もつけずとも十分おいしい。
それからお行儀悪い今朝のたのしみ。
卵の裏側。
フライパンにずっとはりつき焦げてパリッと仕上がったとこ。
そこだけペロンと剥いでご飯の上にのっける。
そこにチョロンと醤油をかけて、ご飯をくるんでパクリと食べる。
あぁ、ゴチソウだ。
このサクサクの部分だけ、何個分も集めて海苔の代わりのようにしてご飯を食べたらどんなにシアワセ…、いつかやってみたいよなぁって小さな野望(笑)。
パックに入った中濃ソースがついてはいるけど、それはほんの風味付けにてほとんど使わず千切りキャベツもベーコンエッグからにじみだしてくる脂をぬぐって味付けとする。
ご飯がすすむ朝のゴチソウ。
キッパリとした塩味が食欲そそるキュウリの浅漬け。
ひじきと大根、人参、それからこんにゃくと具沢山の煮付けを小鉢にしてくれていて、野菜不足がこれでやさしく解消されるような気になる…、アリガタイ。
味付け海苔にほうれん草がたっぷり入った味噌汁お供に、パクリパクリとご飯を食べてお腹も満ちる…、さて仕事。
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ところで、「Ham and Eggs」ってアメリカのコーヒーショップでたのんだとすると必ずハムとフライドエッグが別々に調理されてやってくる…、ベーコンエッグも同じ流儀でだからこの玉子とハムやベーコンが一体化したモノは日本ならではと思っていたら、こんな動画を発見します。
ハムをまずやきそこに玉子を落とすんですよ…、そして蓋して蒸し焼きすると、黄身はミディアムレアに仕上がる…、それをソースのようにしながらパンで拭って食べるとおいしいでしょうって、日本人にしてみれば当然のコトを、丁寧に、しかもおいしそうなナレーションで教えてくれる。
ボクとしては一回ペトンとひっくり返してくれると完璧…、でもこういう玉子も悪く無いかなぁってちょっと思った。
魚の皮の次は半熟玉子かなぁ…、って思ったりする、大人の道はまだ半ば(笑)。
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