出発前の時間をスタバでボンヤリ過ごす…、たのしい時間のお供はバレンシアオレンジのシロップ足したアイスドリップ、ショートサイズで充分程度の時間をゴクリとたのしんだ。
それにしてもスターバックス…、日本中、どこにいてもそこは「スターバックスという空間」で、そこになんだかホっとする。
ボクの親父はどうもスタバが苦手なようで、他のお店を探そうという。
けれどスタバのラテは好き…、だからテイクアウトで何か飲もうかとなるとスタバを探してあそこで買ってこいって言うのであります。
ココを満たすフレンドリーなのによそよそしくて程よき緊張感を帯びた空気が好きな人だけ集まる「コミュニティーとしての食の場」=スタバ。
ボクが愛してやまない「地域の食」の対極にあるグローバルな店ではあるけれど、こういう場所がなくなると寂しいと思う人のためにある限りスタバは必要…、そう思う。
ひさしぶりに頂上麺…、東京駅でお腹がすいてそれで今日。
土鍋でグツグツさせて味わうフカヒレそばが売り物で、そのグツグツ感を高めるためでありましょうか…、ステンレスで作られた清潔感に溢れるヒンヤリしたカウンター。
昔はお水が入ってくるカップもステンレスのモノだったほど。
カウンターの中には厨房…、そこでカシャカシャ鍋がふられる音がして、バチバチ爆ぜる音と一緒にやってくるのが今日のメインのフカヒレ焼きそば。
平たい土鍋が湯気で包まれ、湯気の下にはブクブク沸騰するスープ。
粘り気のある、コラーゲン系スープであります。
風味は醤油。
味は濃厚、海の風味がのびやかな、スープとコッテリ、オイスターソース。
それが麺にタップリかかる。
蒸した卵麺を油でカリッと焼いている。
ところどころに焦げ目がついて、揚がったような香ばしさ。
その麺にスープがしみてシットリとなる。
せっかくカリッと焼けた麺を、台無しにするこの所業。
それがおいしさの秘訣というのがオモシロくて、そうだ、天丼の天ぷらもサクッと揚げたのをワザワザタレでベタっとさせる。
なんと贅沢。
オモシロイ。
ところどころにフカヒレが混じってそれがプルンと旨い。
けれどこれの主役はあくまでトロミのついた濃厚スープ…、それが麺とからむことで麺までトロンとなめらかになり器の中のすべてがまるでフカヒレのように振る舞うステキ。
追加でもやしと黄ニラの炒め物をたのんであわせる。
もやしのシャキシャキした食感と黄ニラの風味豊かが、麺のトロミを引き立ててすべてをおいしくしてくれる。
胡椒と黒酢が用意されてて、それを使って味、整える。
レンゲの上に麺とタレ、そしてモヤシや黄ニラをのせて、調味料をちょっとづつ…、加えるごとに味が変化してきてまるで違った料理になるのがたのしい。
それにしてもこのモヤシ…、なんでこんなにおいしんだろう。
シャキッと歯ざわり軽快で、甘みがあってしかも香りが活き活きしてる…、しかも根っこや頭をキレイにとったモヤシで太さ、長さも揃ってる。
「銀絲(インスー)」呼ばれる目にもキレイでうつくしく、しかも歯ざわり、歯ごたえも均一、そして力強い…、手間のかかったゴチソウでお腹を満たす、おごちそう。
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