仕事の途中に日本橋。
昼ご飯の時間になってそれで前から来たい店…、「そばよし」って言うセルフの蕎麦屋が近所にあって、そこでランチをするコトにした。
かつお節の卸問屋が経営しているお店であります。
お店に入ると、出汁の香りがフワッと鼻をくすぐっていく…、嫌味がなくてスッキリとしたおいしい香りで、お腹が自然とグーッとなる。
これは温かいそばを食べてみなくちゃネ…、と、それでかき揚げそばにした。
食券買ってカウンターのところで手渡し。
南方系の顔をした外国なまりの日本語しゃべるおねぇさんに、2階へどうぞって言われて上がると、一席空いててそこで座って蕎麦を待つ。
注文受けて茹でて仕上げる蕎麦なんでしょう…、結構時間がかかるので短気なおじさんがイライラしながら、何度も何度も、カウンターの方を見ていた。
そもそも蕎麦が待たずに食べられるっていうのがおかしいコトなんでしょう。
江戸の昔にファストフードは天ぷらで、蕎麦はユックリ、酒飲みながら待ってたのしむモノだった…、それでユックリ、我慢強く待つことにする。
自然と周りの人が食べてるモノに関心が向く。
いやはや出汁の色がうつくしくって、冷たい蕎麦もおいしそう…、待ってる間にどんどんお腹がすいてくる。
隣の人が蕎麦と一緒にご飯をたのみ、テーブルの上に置かれた容器からパラパラ粉のカツオをふりかけ、醤油をたらり…、ねこまんまにして食べている。
かつお節の工場でどうしても出る粉を集めてお好きにどうぞ…、ってサービスでそれもどうしても食べたくなってメニューをみたらばしらすおろしご飯っていうのがあるではないの。
それも追加で、そしてコレ。
いやはや、驚くべき出汁であります…、かつお節が多めで雑節ほんの少しという出汁なんでしょう。
酸味が少なく旨み上品…、かき揚げのっけてしまったコトをちょっと後悔するほどに素直な味で、ゴクゴク飲めてしまうほど。
表の看板に「化学調味料を一切使っていない」と書いてあるけれど、使っていないのじゃなく「使う必要がない」完成度というコトなのでありましょう。
細めの蕎麦もネットリそば粉の粘りを感じ、出汁をたぐってスルスル口に運んでくれる。
フウフウしながら温度を下げると、出汁が落ち着き旨みに深さがやってくる。
冷たい蕎麦も多分これならおいしいよなぁ…、って感心します。
しらすおろしもシッカリとした品質で、そこに粉のかつお節…、一気に口の中が旨みで満たされて、最後に出汁にご飯をドサッと投入し、サラサラ食べる。
丼キレイに空っぽにして、なおも冷たいそばも試したくなっちゃった…、危険なお店でござります。
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そういえば「13日の金曜日」の今日…、そのキーワードで動画検索かければ、当然同名タイトルの映画のトレーラーがまずでてくるだろうと思ってやった。
そしたらなんと「この」動画が一番最初にヒットするではございませんか!
乃木坂46なる集団の音楽ビデオで、どうも「13日の金曜日だけどあなたのコトを思えば気持ちがウキウキしてくる」的内容の歌のようなのだけれど、薄っぺらな言葉の羅列に歌詞の内容が頭の中に入ってこない。
フラッシュモブを模した寒いストーリー、今どき素人だってカメラの前ではもっとキチンと演技するだろうと思えるほどのお寒い中身に、ホラーを超えたホラーのようだと、思ってしまう…、13日の金曜日(笑)。[1回]
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