サカキノホトンブログフォーシーズン

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

フォーシーズン

築地ではじめる今日の一日…、せっかくだから市場をぶらりと早起きをする。
週末とはいえ平日の朝。
なのにスゴい人出で場外の路地も朝からニギヤカ…、ターレを運転する人も大きな声で「おはようございます！通ります」っていいながら。そのニギヤカが一層街の朝の風情を盛り上げる。

築地飯といえば、寿司や魚ばかりが話題になるけれど、ココで働いている人が毎日魚ばっかり食べているとは限らない。
だからおいしい洋食屋さんとか蕎麦屋、ラーメン屋がいくつもある。
今日はスパゲティーを食べましょうか…、と「フォーシーズン」ってお店を選ぶ。
場外の路地の面したマンション・ビルの２階にあって、露店の脇の小さな階段タンタンあがった先にある。
お店を入るとカウンターがありそこにキッチン、奥にテーブル席という喫茶店のような造りで喫茶店的モーニングセットもありはするけどやっぱりスパゲティー。

和風スパゲティーをお願いし、すると次々、テーブルの上に準備が整う。
タバスコに塩、胡椒に緑の器に入った粉チーズ、スプーンにフォークがやってきてそれと一緒にグリーンサラダ。
ほんの少しの料理ではあるけど、木で出来たサラダボウルにやってきて、トマトに玉子が彩り添える…、なんだか得した感じがします。

厨房の中でカシャカシャ、鍋をこするような音がしてそれに合わせて醤油が焦げるおいしい香りがやってくる。
炒めて仕上げる、つまりこの日本でしか食べることが叶わぬ日本のスパゲティー。

そしてどうぞとやってくる、このビジュアルにノックアウトされてしまいます。
湯気がもうもう湧き上がりお皿一杯のスパゲティーを覆い尽くさんがばかりの量の刻んだ大葉…、これだけみるとまるで焼きそば、あるいは焼いたうどんでござる。
フォークをさして持ち上げる。
醤油の香りと共に、大葉の下から飛び出してくるのは細めのスパゲティー。
醤油のタレが染みこんで焼きそば色になっている…、けれどバッサリとした縮れなき様、やっぱりこれはスパゲティー。
フライパンの中ですっかり水気を飛んでて、噛むとバッサリ、口の中の水気を全部もってきながら、顎においしい。
最初はモサモサしてるのに、噛んでるうちに大葉や玉ねぎ、椎茸、ウィンナと具材の力を借りながら唾液まじりにどんどんおいしくなっていく。

なんておいしい…、食べ始めるととまらぬゴチソウ。
良く炒められたスパゲティーが、どんな麺とも違った食感、噛み心地にて、これは麺を味わう料理。
麺を炒めた油の匂いがタップリ刻んだ大葉の香りでスキッとさわやか、まさに「和風」な味わいになる…、やっぱりおいしいオキニイリ。
それにしてもこういうスパゲティーを食べると必ず、最後にこうして具材が残る。
麺はフォークで巻き取れてどんどん口に入っていくけど、刻んだ野菜やウィンナくんはお皿にくっつきフォークに巻かれず残っていってしまうのですネ…、それで最後は野菜炒めを食べてるみたいな感じをたのしみ、お腹もココロも満たされる。

フォーシーズン

関連ランキング：喫茶店 | 築地駅、築地市場駅、東銀座駅

[1回]

2013/09/13 (Fri) 東京の他エリアのレストラン Comment(0)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

サカキノホトンブログ

[PR]

フォーシーズン