今日は銀座をメインに仕事をする日…、それで銀座8丁目にあるホテルコムズのメインダイニング、キャッツアンドドッグで朝食にする。
野菜が主役の朝食バフェに昔、行ったコトがある。
2年近くも前のコトかなぁ…、これからは野菜が食の世界では差別化のいいキッカケになるに違いないよねって話をしてたら、ココの朝食はスゴく勉強になるからって連れて行ってもらったのです。
たしかにそれは素晴らしく、今でもあいかわらずかなぁ、と思ってきたら、なんとビックリ…、入り口のところでシェフに出会ったら「おひさしぶりです、二度目でらっしゃる、コンサルをやってらっしゃる方でしたよね」と挨拶される。
そのとき、こういうバフェをしたい方がいらっしゃったらご紹介いただけませんか?ってちょっと盛り上がったりしたのだけれど、昔の話…、それを覚えているとはスゴい。
毎朝、こうしてお店に出て野菜の話をお客様とするのがたのしいと言うシェフでそのシェフが日本全国飛び回って探して来た野菜たちが、圧倒的で魅力的。
種類がスゴいだけでなく、生でそのまま。
あるいは煮付け、グリルしたりといろんな料理にしてくれている。
人参なんて、生で食べると甘みと渋みがバランスとれてて、しかもゴリッと噛むごと香りが鼻から抜ける。
グリルをするとしっとりとして甘みが強く、煮るとふっくら、歯ざわりなめらか。
野菜以外にもわかめやヒジキ、高野豆腐に車麩と野菜と一緒に煮付けておいしいモノがあれこれ。
どれもやさしい味付けで、まずはご飯をとらず、ただただ野菜の料理を味わう。
体の中に野菜の力が入ってくるようなすがすがしくて、爽快な味。
煮物、焼き物、生のままとかなりの量をとったんだけど、すんなりお腹の中におさまっていく。
しかもお腹が重たくなりはしないのですネ…、野菜の方でお腹の隙間をみつけて、自発的におさまっていってくれるような不思議な感覚。
生のままでもそれぞれ味わい、香りに食感がまるで違っているのがたのしく、だから飽きずに食べられる。
中でも感心したのが豆…、大豆をペペロンチーノ味に炒め煮したもの。
それがコツコツ、奥歯を叩く食感楽しく、砕けて甘くなっていく…、滋養が体の中に染み入り自分で元気を作り出す、そんな力をもらったようで顔が思わずほころんでいく。
野菜のしゃぶしゃぶってコーナーがあり、まん丸に実った大きなズッキーニ、空芯菜やオカヒジキ、金時草と季節の野菜を鶏のスープの中でちょっと泳がせ食べる。
金時草の苦味に体をふるわせながら、インゲン豆やズッキーニの甘みで、ホッとしたりする…、細胞がその味わいに揺り動かされて体が芯から目覚める感じにウットリします。
〆にほんの少しのご飯、それにシラスをたっぷりのせて、刻んだネギをどっさり入れた味噌汁とヒジキ煮、らっきょうをおかずにパクリ。
テーブルの上に美味しい醤油や塩や油が用意されてはいたのだけれど、調味料を一切使わずそれでもおいしく味わえた…、自然の力に感謝するような朝のご飯でありました。
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ちなみにホテルのホームページにPDFで貼りこまれていたバフェのレイアウトを貼っておきます.
よく描けているイラストで圧倒的な品揃えとかが上手に説明されてるけれど、実際みると圧倒されるほどにスゴくて、全部食べたくてしょうがなくなる。
野菜の聖地…、昔は仕事の流れでみたこのバフェも、野菜を食べると人としてみると一層感動させられる、またこなくちゃって思いもします、オキニイリ。
[11回]
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