昼を日比谷で食べましょうかと、鹿児島料理の「いちにぃさん」。
蒸し料理と黒豚しゃぶしゃぶが名物の店にて、昼は手軽な野菜と黒豚がおいしいランチが用意されてる…、お腹にやさしい料理がテーマで、だからでしょうか12時前に到着したのにほぼ満席で、ボクの直後に待ちの行列ができちゃった。
最近の銀座界隈の繁盛店の例外なき共通点が「シニアにやさしい」というコトで、ココもオーバー60のおばさまたちでとてもニギヤカ。
おばさまたちが3人以上集まると、声若やいで笑い声まで明るく軽い…、おじさんたちが集まるとゲハはと下世話になるのと違って、華やいでいてニッコリします。
それにしても今日の日比谷は日差しが強い。
ゴジラさんもそれに向かって眩しげな顔。
日傘をさした女性が目立つ。
なのだけど…。
最近目立つ日傘は黒い。
おじさん的に日傘は白くなくちゃいけない。
遮光性のコトもあるのだろうけれど黒い日傘を見つけると雨が降ってきたのかしらを空見上げちゃう。
ご本人は涼しく美肌効果を得られるんだろうけど、見ているこっちは暑苦しい。
なんとかならぬかと愚痴を言う。
あぁ、おじさんだ、愚痴を言う(笑)。
そして今日の目当てのランチ。
黒豚野菜蒸しセット。
長方形のせいろに野菜と薄切り黒豚。
しゃぶしゃぶ用に薄切られているバラ肉をドサッとのっけて蒸し器で蒸気を通す。
茹でて仕上げるのと違ってうま味や栄養分が外に逃げずに凝縮される。
野菜なんて、だから甘みがドッシリ強くて体によさげな味がする。
それをポン酢に漬けてパクリという趣向。
で、このポン酢が容赦なく酸っぱくってお腹がスッキリ、食べてる間にどんどんお腹がすいてくるような気がしてくるのがウレシイ配慮。
注文するとあっという間にやってくるのも、ランチタイムにはアリガタイ。
かなり多めのこんもりとした豚のバラ肉。
それをそっとサイドにどかす。
すると底から野菜がでてくる。
カボチャにニンジン、さつまも芋。
キャベツをキレイに折りたたみ、長方形にまとめあげているのが丁寧。
まるで肉を忘れたロールキャベツのような姿で、シャキシャキとしたキャベツの繊維を心置きなくたのしめる。
屑がタップリ。
下にはしめじとモヤシ、それから玉ねぎ。
シャキシャキ野菜がタップリ敷かれて肉のうま味を受け止める。
ブロッコリにだけプチュンとにんにくマヨネーズ。
そこだけちょっと洋風じみたハイカラ気配がするのがたのしい…、オモシロイ。
まずは野菜をお腹におさめ、それから豚肉…、今ではこうした食べ方も面倒じゃなく、たのしく感じる。
なにより野菜はその食感や味わいが多彩でそれをまずはたのしむ…、情報量の多さに頭が満足できて、それがお腹が満たされるのがなんだかとてもアリガタイ。
蒸し寿司、それから豚汁がついて、ひと揃え。
底に穴が空いた陶器の筒状容器…、そこに甘めに仕上げた酢飯、中にごぼうの煮付けと鶏のそぼろが入ったものをギッシリ詰め込み酢蓮に生姜を乗っけてプシュッ。
蒸気を当てて仕上げるモノで、関西風の蒸し寿司とも先日食べた長崎風ともまるで違った鹿児島の味…、蒸気でこなれて酸味をほとんどなくしてそれがうま味に変わる。
蒸し物用のポン酢をかけつつパクパク食べて、お腹をみたす。
甘くて麹の香りが強い味噌を使った豚汁は大根、豚肉タップリでこれで充分、ご飯のおかずになるじゃないかと思うほど。
ほどよくお腹を満たしてさてさて、次の仕事に向かいます。
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