サカキノホトンブログ高知で迎える朝のコト

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高知で迎える朝のコト

朝、ホテルで無料の朝食、食べる。

高知に泊まろうか、高松まで行こうか、旅程を決めずに出た出張で結局、仕事の話がグングン盛り上がり高知宿泊。
今、高知のホテルはかなりとりづらい状況でやっと見つけたビジネスホテル。
ビックリするほど安いけれど部屋は大きくすべての部屋にＬＡＮがついてる。
大浴場つき。
しかも朝食までついているという大盤振る舞い。
その朝食が無料と思えぬ見事なモノで、こりゃ、大変だなぁ…、と感心するより驚いた。
サラダが２種類。
アオサを巻いた玉子焼き。
鰯の塩焼き、揚げ出し豆腐に肉ジャガ、それから唐揚げがある。
それぞれちょっとづつ並べ、ご飯に汁で立派な朝餉のできあがり。
味噌汁だって大根、ニンジン、ゴボウタップリの豚汁だったし。

これだけのコトをやりきるために、ホテルスタッフは最小限。
昨日、深夜にチェックインを助けてくれたフロントマンが朝は朝食バフェの案内したり、お皿を片づけテーブル拭いたりと大忙し。
昨日はよくお休みになれましたか？とかって、一声かけてくれたりもして家庭的でなんだか応援したくなる。
ブリオッシュ生地で作ったパンをトースターで温めて唐揚げのっけってクルンと食べる。
甘くてフックラしたパンとクチャッと脂がおいしい唐揚げ。
朝からこんなの食べちゃいけない…、って思いながらも自然とニッコリ。
コーヒー飲んで、さぁ、でかけよう。

今日はバスで大移動。

バスターミナルに向かって歩く途中にあった喫茶店。
ビルの一階を全部使って、昼は喫茶で夜はパブ、かなり大規模な造りのお店。
窓に貼り紙、ひとつ、見つけます。

「後継者募集！」と書かれた貼り紙。

この店を経営している人の叫びが聞こえてくるよな、その切実に心が凍る。
今の日本の外食産業。
景気が悪くて人があまっているというのに、働く人が集まらない。
お客様からの値下げ圧力もとまらない。
厳しい環境に嫌気をさして、飲食店を継ごうとする人がどんどん減ってく。
日本の飲食店が一番増えたのが1980年で、そのとき、開業をした人たちもそろそろ60歳を超えていこうとする今というとき。
これからどんどん飲食店が減っていくかもしれないのです。
継ぐに値するステキな産業…、それが外食産業と言われるようにどうすりゃいいのか？
がんばらなくちゃと思ってバスに乗り込んだ。

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2010/05/09 (Sun) 東京以外のレストラン Trackback() Comment(0)

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