横浜の港南台のレストラン「カウベル」に来る。
ボクら家族が田舎から葉山に移り住んだ時からのお付き合い。
当時はステーキとハンバーグだけの専門店。
住宅地の中にポツンと、スゴいお店があるのにビックリ。
鎌倉から葉山にかけてというエリアの「日常生活の豊か」なコトに舌を巻いて、なんだか生活するのがたのしくなったコトを思い出す。
港南台のココのお店は一階部分が駐車場。
お店は2階。
かつて飲食店は階段を1段お客様に上がらせるごとに1%づつ売上が下がるもんだ…、と言われてた。
階段をあえて上がるというコトは、人を期待させるコト。
だから期待に答えることができなかったら当然、売上が下がってしまうという理論。
ココは20段ほど階段があるからかなりのハンディキャップ。
…、なんだろうけど、お年寄りのお客様が手すりを伝ってニコニコしながらこの階段を上がっていくのをみるとなんだか胸がじんわりあったかになる。
20段分の期待をしっかり受け止める、商品、サービス、笑顔がココにはあるってコトにもうウットリで、ボクもテクテク…、お店の中はほぼご婦人方でいっぱいで、たのしい会話と明るい笑い声が客席ホールを満たしてる。
まずはサラダをいただきましょうと、ココの人気のシーザーサラダを選んでたのむ…、これがステキな商品なんです。
まずはワゴンが恭しくもやってくる。
そこにはロメインレタスをシーザードレッシングでどれすして、ベーコンチップを散らしたサラダベースがお皿にタップリ。
それをナイフとフォークをザクザク、食べやすいように切り分ける。
グラナパダーノチーズの大きな塊を、ステンレスのスクレーパーでユックリやさしく力をいれて削ったモノをタップリ、サラダベースの上に飾って出来上がりという。
目の前で作ってくれるのがウレシイ上に、作ってくれる人の笑顔の綺麗なコト。
画像の二枚目。
ボクらの担当の女性スタッフの口元を見て!
キュッと両端があがった唇。
作業をしている間もずっと、キリッとしまった笑顔をボクらに見せてくれるのが何よりゴチソウ。
しっかり冷えてシャキシャキ歯ごたえ軽快なレタスの味わい。
タップリすぎるほどのチーズのコクにうま味もさることながら、やっぱりこうして目の前で作ってくれるのがうれしい。
こうすれば、お客様がよろこぶってコトをみんな大抵しってる。
それで一度はやってみる。
けれどほとんど続かない。
大変だけど続けるコトで、これがなくては寂しくなる。
そこまでなかなか我慢できない…、けれどココはそれをしっかりやり通してる。
イイコトだなぁ…、って思います。
かつてはハンバーグとステーキだけのお店だったけど、今ではパスタやピザも提供。
そのどちらもが片手間じゃなく、キチンとしてる。
薪窯で焼いたピザは本格的で、しかも今日のは江ノ島沖のしらすとルッコラ。
ご当地料理のような感じで、目にもゴチソウ、口にもゴチソウ。
オープンキッチンの中ではシェフがスゴい勢いで料理を次々作ってく…、その勢いがなによりたのしく、食べているのにお腹がギュギュッとすいてくる。
メインに煮込みハンバーグ…、合い挽き肉のハンバーグをココの自慢のデミグラスソースと一緒に石鍋の中でグツグツさせたシチュー風。
普通は大きなハンバーグが一個入っているんだけれど、2人で分けるっていうと半分量で作って2個入れてくれる、その気遣いがなんともステキ。
平打パスタもタップリはいって、ソースと一緒にスプーンでパクリ。
ホロリと肉がほどけて壊れ、コッテリ味のデミソースと一緒に口の中にあるのにしっかり肉の味わいがある…、食感ドッシリ、肉を食べてるって感じがするのがオゴチソウ。
ソフトクリームにトロトロプリンと甘いもの食べお腹に蓋して、そして仕事をたのしくいたす…、また来なくちゃって思いつつ。
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