横浜で昼…、地元レストランでランチとします。
それにしても、横浜駅の周辺は驚くほどの様変わり。
かつて駅前の中心をなした駅ビルが再開発のために閉鎖され西口界隈はガランとしてる。
高島屋だけが孤軍奮闘。
かつて東洋一の規模を誇ったダイアモンド地下街も、ちょっと寂しい空気がただよう。
昔、逗子に住んでて一番近くにある都会といえばこの横浜。
しかも西口エリアにやってくると、あぁ、都会だなぁ…、ってワクワクドキドキしたものでした。
今はハラハラ。
この街これからどうなるんだろう…、って心配しちゃう、そんな街。
人の流れはすっかり東。
海に至近で土地がなく、発展余地がないといわれた東口。
埋め立て地には高層ビルが次々出来て、今では街の中心をなす…、その入り口の役目を果たすポルタって地下モール。
そこに一軒、崎陽軒がやっている「中華食堂」なる店があり、そこで横浜ランチをたのしむ…、旅行者気分でござります。
中華食堂というだけあって、基本的な中国料理はほとんど揃う。
特に、麺の類はかなり充実していて昼の早い時間のお客様。
そのほとんどが麺をたのんで食べている。
五目焼きそばが人気のメニュー。
しかもやわらかい麺がおなじみさんには受けいいようで、それにしようか…、ってちょっと思った。
でもですね。
崎陽軒と言えば焼売。
改めて説明する必要を感じぬほどの、つまり名物。
やっぱり焼売食べたいなぁ…、と。
お得なランチセットにシュウマイが付いたモノもあった。
けれど「焼売セット」なる定食がメニューにあって、これにしようと今日は決定。
シュウマイに揚げた春巻き。
スープにご飯にそれからサラダ。
メインの料理が4種類からひとつ選べて1230円というなかなか値ごろな値段で即決。
酢豚をメインに選びます。
普通こうしたセットメニューは大きなお盆に料理を並べて、一度にポンッとやってくる。
けれどココはちょっとづつ。
最初はサラダ。
スープとご飯がそれに続いて、それから酢豚。
最後にシュウマイ、春巻きがのったお皿がやってきてそれでキレイに一揃え。
まるでコースのようなやり方…、どれもシッカリできたてなのがうれしいところ。
今でこそ「崎陽軒=焼売」みたいな感じではある。
けれどもともと本格的な中国料理を真面目につくっていたお店。
だから料理のひとつひとつが的確でいい。
何しろスープが塩味のモノ。
カニの風味をしっかりくわえ、トロミをきれいにつけたところに玉子の白身をササッと流す。
味わい繊細。
食感、フワッとなめらかでとても上等な宴会料理の最初をかざるスープのような見事な出来栄え。
酢豚は昔の赤い酢豚。
ケチャップ風味で、酸味がスキッとさわやかで、がっちり揚がった豚肉が噛むとクチャっと潰れて旨い。
玉ねぎ、ピーマン、野菜の食感シャキシャキで鍋の力を感じる一品。
蒸したばかりのココの焼売。
お弁当に入った焼売とほぼおんなじで、温度が違う。
普通料理は、できたて状態に近づけば近づくほどにおいしく感じる。
だからこれはおいしく感じて当然なんだけど、なんとも不思議…、お弁当に入った冷たい焼売の方が味がギッシリ凝縮されてて、おいしく感じる。
長い時間をかけてここの焼売は、冷めてもおいしいように進化しちゃったんでしょう…、オモシロイ。
熱々にして、中がトロトロの揚げ春巻きをパリッと齧って舌をしたたかやいちゃった。
お水でシャバっとひやしつつ、次の仕事に向かう昼。
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