朝をひさしぶりにルノアール。
この東京にはまだまだ数多くの昭和な喫茶店が存在している。
けれどそのほとんどが個人経営に近いお店で、チェーン店としておそらく一番、昭和な香りを色濃く残しているのがココ…、ルノアール。
飲み物の値段がちょっと高めなところも、昭和な感じ。
日本と言う国。
昭和が一番贅沢で、価格に鷹揚だった時代で、この平成はかなり節約指向な時代。
だから昭和な喫茶店ということは、いまどきちょっと高めで贅沢な店というコトかもしれないです。
利用頻度はかなり減った。
待ち合わせとか、打ち合わせとかで使う機会は激減しました。
スタバやエクセルシオールで十分な感じに思えて。
だから今ではたまにこうして、朝ご飯を食べにくる場所。
ユックリできる。
ボンヤリできる。
そしてなにより驚くほどにすいていて、だからか空気がキレイに感じる。
水出しコーヒーをまずたのみます。
ココのシステム。
必ず飲み物をたのんで下さい。
飲み物たのめば食べ物を、安く提供してあげまっせ…、と。
飲み物値段に100円前後で、トーストだったりサンドイッチだったりがついてくる。
なんだかちょっとお得な気がして、それでこうしてやってくる。
朝ご飯で選んだのが、ハムとレタスのサンドイッチがメインのセット。
サンドイッチのサイドにスープ。
それから茹でた玉子がのってる。
ここのスープはとても独特。
飛行機の機内サービスででてくるコンソメスープのような感じなんだけど、香りがとても独特で、セロリの匂いがするのですよね。
それがちょっとグルメな感じ。
みじん切りしたパセリをパパっとふりかけて、それに胡椒がパラッと浮いてる。
風味豊かで味わい深い、ついでについてやってくるスープとしてはなかなかなモノ…、オキニイリにてある意味これがここにくる目的かもネ。
サンドイッチの今日はとってもシットリしてた。
フッカリしたパン。
きめ細やかで、かなり弾力ある生地でけれどあんまり甘みを持たない。
パン独特のむせるような香りはするけど、味は控えめで中の具材の味をひきたておいしいサンドイッチになるステキ。
フレンチマスタードがピリッときいた、酸味の強いサンドイッチで、特に今日はマヨネーズの量が多くてみずみずさが半端なかった。
ウッカリ食べると、ポトンとマヨネーズが落ちてきそうなほどのシットリ。
フッカリとしたパンをおいしくさせてたのしい。
いい感じ。
玉子を剥きます。
最近、ゆで卵の殻むきが上手になったようでして。
今日もスルンと大きく剥ける。
自分でむいて、自分で食べるのだから別にどんな剥け方でも構わないに違いないけど、スルンと剥けて中がスベスベ、キレイだと得した感じがするから不思議。
黄身までシッカリ火が通り、食べるとコホンとする黄身がボクの好みでアリガタイ。
何も入れずとも甘くてそしてやわらかな、水だしコーヒーをコクリと飲んで、朝のお腹の準備ができる。
それにしてもこの店の、いろんなモノがオリジナル。
おしぼりをいれたビニール袋。
ストローを入れた筒状の紙の包み紙にまでお店のロゴが刷り込まれている…、こうしたところまで含めて昭和の空気になっているんだろうなぁ、ってそんなコトを思ったりする。
ところでステキな動画を発見…、最近よく見るようになったティルトシフトレンズ効果でミニチュアっぽく見える風景動画なのですけれど、ほのぼのしててなんだか気持ちがおだやかになる…、それでちょっと貼ってみました。
The Village from Pedro Sousa | visuals on Vimeo.
ポルトガルにある農村なのだそうであります。
牛や人たちがちょこまか動く愛嬌のあるその姿…、なによりのどかな景色と緑あふれる自然な空気にウットリします…、目のシアワセでござります。
はてさて、仕事といたします。[0回]
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