サカキノホトンブログ国分の朝に盆ダンス

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国分の朝に盆ダンス

国分のホテルで朝をむかえる。

ホテルのバフェをひさしぶり。
それにしても昨日の台風はスゴかった。
のべつ幕なく雨風がやってくるタイプと違って、降ったりやんだり、吹いたり凪いだり。
終わったのかなぁ…、と思うといきなり降ってくる。
その雨の激しいこと。
家の中にいてもザーッと音が中まで入ってきて、思わず天井を見つめて雨が降り込んできてはないだろうなぁ…、と確かめてしまうほどの雨。
打って変わって今朝は青空。
抜けるような空であります。
気持ちいい。

その青空をテーブルの上に飾ったような明るい料理。
九州南部には郷土料理が沢山あって、しかも素材も独特でだからバフェも特徴的な料理があれこれ。
まずはさつま揚げをとる。
甘くてプチュンと弾けるように歯ぎれる食感。
東京で食べるさつま揚げも十分甘いけど鹿児島で食べるそれは桁違いに甘くて旨い。
これと芋焼酎の組み合わせなんてたまらぬゴチソウ…、昨日の夜を思い出す（笑）。
地元のゴーヤを炒めたチャンプルーが南国ムードを盛り上げる。

レンコンとニンジンのきんぴらだったり鮭の焼き物。
日本の朝の定番料理。
ところで最近、ビジネスホテルの朝ごはんによくある景色が、女性だけで運営しているという景色。
しかもおかぁさんがニコニコ働いていたりする。
今朝もそう。
調理のプロがいるわけじゃない。
けれどそもそも朝食を作るプロって、調理人じゃなくおかぁさんたち。
だからそれでもいいのでしょう。
特にビジネスマンの出張の朝に、おだやかでやさしい家庭料理が並ぶって、悪くないなと思ったりする。

鶏飯食べます、奄美の料理。
鶏と一緒に生きてる島国…、潰した鶏を残らずおいしくいただきましょうとスープをとって、肉をせせってご飯の上にのっける。
漬物に海苔、甘辛味にととのえたしいたけ切ってご飯に乗せて胡麻を散らしてスープをかける。
あとはサラサラ、かきこみ味わう。
食欲の出ぬ夏にもおいしいゴチソウで、それを朝から味わえる。
具材もスープもほのかに甘く、南の味がするのがステキ。
風味も豊かでなにより食感たのしくて、朝のお腹がよろこぶご飯…、ありがたい。

オニオンスライスに塩とオリーブオイルをかけてシャクシャク食べる。
実は昔、生の玉ねぎは好きじゃなかった。
でも血をサラサラにするのにいいんだと聞いてそれから食べるようになり、食べ始めるとこれが案外美味しかったりするのですよね。
辛みと甘み、シャキシャキとした歯ごたえとなによりみずみずしさが際立っていて今朝も体が潤う感じ…、好きなモノって歳に従い変わってくるっていうコトでしょう。
いりこの香りが強烈に漂う甘い麦みその汁。
お麩をタップリ浮かしておくと、汁を吸い込みくるくる自分でまわりつつ花開くように膨れて広がるさまがなんともたのしくて、ゴクリと飲んで朝とした。

これから移動の今朝の座興にゴキゲン動画を一枚貼ります…、「夢のハワイで盆踊り」っていう、ちょっと驚き青春歌謡でございます。

１９６４年公開の映画の主題歌。
「Let's dance BON ODORI in Hawaii」…、今、こうしたイベントがハワイのどこかであっても決しておかしくないかと思いつつも、この映画ができたときって一ドル３６０円時代。
ハワイ旅行は今で言うところの世界一周旅行のようなモノだっただろうに、そんなハワイで盆ダンスって、スゴいアイディア…、感心しちゃう。
キャストも時代を感じさせます。
舟木一夫に本間千代子、二代目コロムビア・ローズになんと、後のうっかり八兵衛こと高橋元太郎さんに堺正章…、今の位置づけはどうあれ当時、歌って演技ができるスターが綺羅星のごときキャスティング…、だったのでしょう、オモシロイ。
いろはとアロハ、あなたと私、アロハのハワイで盆踊り。
今日のテーマソングといたしましょうか…、鼻歌交じりにでかけます。

[4回]

2012/08/02 (Thu) 東京以外のレストラン Comment(0)

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