神保町でのんびりとお茶…、冨山房っていう本屋さんのビルの地下、Folioっていう喫茶店があってそこでのんびり、トースト食べる。
禁煙席と喫煙席に分かれているようで空気はひとつ、つながっている。
けれど煙たさを感じることがない良き空間で、空調設計がいいからでしょうか…、低く流れるクラシックのピアノの音も心地よく、居心地の良さは格別。
座り心地がよい椅子と大きなテーブル、椅子がちょっと高めになってて本を読んだり書き仕事をしたりするのにいい感じ。
場所柄でしょう…、今日も原稿を構成している編集者風のおじさんがコーヒー片手に真剣な顔して仕事をしていて「この街は日本の知性の聖地なんだなぁ」と思ったりする。
軽食と飲み物のセットがあって850円。
カレーにパスタ。
サンドイッチやトーストとメインディッシュがいくつか選べる。
今日選んだのは、ツナとチーズのトーストと温かいコーヒーの組み合わせ。
コーヒーをたのむと、「苦味にしますか、酸味にしますか?」と聞かれるところに大人のこだわりを感じたりする。
流れるショパンのピアノの音のリズムのごとく、優雅なるリズムで準備が進む。
最初はゆっくり、丁寧に。
チーンとトースターの仕上がり告げる音を合図に、カウンターの上がにわかに動きはじめる。
お湯を注いで温めていたコーヒーカップのお湯を捨て、ドリップし終えてカップに注ぐばかりになっていたコーヒーをやさしく注いで出来たばかりのトーストと共に運んで持ってくる。
そのテキパキがうるさくはなく、決してドタバタにならぬところがステキと思う。
そしてやってきたコレ。
思った以上に大きくて、分厚くドッシリしているコトにウットリします。
イギリスパンの上にツナ、それからとろけるチーズを分けてのっけて作る…、「Tuna & Cheese」というよりも「Tuna with Cheese」と訳したくなるたのしい姿。
一度に2つのトーストをたのしめるのが、得した感じでアリガタイ。
油を切った缶詰ツナはそのまま他に味をつけずに、チーズも当然そのままで素材の味をたのしむ趣向…、パンの塩味、小麦の風味がおいしくて具材の味をひきたてる。
ツナとチーズが出会ったところが一番贅沢なご馳走部分。
特にイギリスパンの頭のみならず部分がサクッと焼けた食感と、ムッチリとしたツナの食感、トロンと粘るチーズの伸びやか。
そのコントラストがたのしくて、その山高の耳の部分だけおかわりしたくなったりしちゃう…、オキイイリ。
苦味コーヒーはたしかに酸味をほとんど持たぬ、焦げた香りが風味豊かな大人ロースト…、時間が経っても味の印象が変わらないのがのんびりするのが目的のこういう店にはいいのでしょうね、今度はココのソフトクリームを食べなくちゃって思って帰る、さぁ、仕事。
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