青山でちょっと時間をつぶしましょう…、と、それでFOBCoopに来ました。
そしたら、なんと3月末で閉店してた。
モッタイナイなぁ…、あんなにステキなお店だったのにと、昔書いて、結局、ブログに掲載しないでおいた日記を貼っておくことでこんなステキなお店がかつてあったんだってコトを記しておくことにする。
キッチン雑貨の販売店に併設されてるカフェでボンヤリ。
青山通りに面したところにある店で、外からみたのでは中にカフェがあるようには思えない。
だからかいつも静かで落ち着く便利なお店。
しかも窓が大きくて外の光があたたかく、お店の中を満たす感じがとてもステキで今の季節にはありがたい。
アイスティーをまずはたのんで、それからやっぱり何か食べよう。
ジャンボンフロマージュを選んでとった。
バゲットにハムとチーズを挟んだだけのシンプルだけど、素材がキチンとしていれば絶対おいしいサンドイッチ。
ココのは何度か食べているけど、なかなかおいしい、オキニイリ。
表面固くてバリバリしてて、しかも中も痩せた感じ。
日本のパンはみんなリッチでそれそのものをおいしくさせる。
けれどこうしてサンドイッチにするパンは、美味しすぎるのは困りモノ。
中の具材と一緒になってはじめておいしくなるように。
焼けた香りと顎においしい食感と、そしてビリッとひきしまった塩味がありさえすればそれでいい。
ハムはネットリ肉の風味がしっかりしてる。
チーズはエメンタールをタップリと…。
それらをパンと一緒にガリッと齧る。
最初は歯茎をひっかくようなパンの欠片が口いっぱいにちらかっていく。
噛む、噛む。
ひたすら噛んでくと、全てのものがトロンととろけてひとつにまとまる。
チーズがすべてをまとめる役割してくれるのでしょう。
調味料は何一つ使ってないのに不思議なことにマヨネーズが入っているような風味、味わい、オゴチソウ。
そしてアールグレイを冷たくしたのをコクリと飲んで、お口のリセット。
お皿の上にレースペーパーをひいたところにグラスを乗せる…、下皿をこうして従えた冷たい飲み物ってなんだか上等、飲み手の背中をスクッと伸ばすステキな存在。
そういえば…。
アイスティーが入ったデュレックスのポッテリとしたグラスであったり、サンドイッチを入れた器や白い下皿。
今ではいろんなところで見かけるこうした食器の数々。
全部ここからはじまったんだ…、と思うとなんだか感慨深くて、そしてなんだか残念になる。
この界隈の新陳代謝の激しいコトに、それも新たな東京を作ってくれるための痛みと思ったりする、今日のコト。
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