仕事の仲間と一緒に食事…、どこにしようかかなり悩む。
しかも悩んでるうちに雷は鳴る、夕立は来る…、それでできれば近所のお店にしましょうかって四ツ谷の「嘉賓」にやってくる。
広東料理系統の家庭料理のお店というのが売りモノで、しかもこの店。
普通の中国料理店ではあまり売らない料理に限っておいしい。
へんてこりんにステキなお店。
例えば「中エビの炒め揚げ」。
名前からして独特で、確かにこのエビ。
大海老でもなく小エビでもない。
つまり中エビ。
それにポッテリとした衣をつけて、油で挙げてそれを鍋で炒めて仕上げる。
塩の風味と玉子が多めの衣の香り。
そしてエビの甘みとうま味で味わう料理で天ぷらでもない。
フリッタでもない。
ましてやフライでもないという、不思議な食感が癖になる。
とは言えやっぱり野菜を食べなきゃと、レタスづつみの海鮮炒め。
挽肉の炒めものをレタスで包んで食べる料理は結構あるけど、これはエビとかイカとかタコとか。
甲殻類を細かく刻んで野菜やきのこと一緒に炒める。
味は塩味。
胡椒の風味がピリッとしてて、軽く熱の入ったキュウリがコツコツ奥歯を叩く食感たのしくてレタスがバリッと歯ぎれる食感、みずみずしい。
牛肉とザーサイを一緒に炒めたモノや、茹でた鶏肉…、冷菜じゃなく茹でたばかりの鶏肉にネギと油をかけて味わう、これはなかなかオモシロイ。
それから揚げたワンタン食べる。
酢豚の豚肉の代わりにエビのすり身を包んだ揚げワンタンを使って仕上げた料理のようでクシュッと奥歯で潰れるワンタンの皮の食感、儚くて良い。
ケチャップ味の甘酸っぱさはなつかしく、食べるところによって当たり外れがどうしても出ちゃう豚肉と違ってどれもが同じ食感、味わいなのがみんなで分けて食べる料理にはアリガタイ。
カシューナッツと鶏肉炒めは、どうしてもコレが食べたいって人の強烈リクエスト。
やっぱりどこか特徴がなく、けれどこれも野菜の料理と思えばウレシイ。
コツコツカリカリ。
そして奥歯でくチャッと潰れる鶏肉と、食感ニギヤカ。
具材がみんな小さなサイコロ状になってて、箸でそれをつまんで食べると時間がかかって話が弾む。
それからオコゲ。
熱々のオコゲの上に塩味のあんをタップリかけて味わう。
あんを注いだ瞬間に、ジャジャっと湿った音と一緒に湯気がタップリあがってくるのがもうおいしい。
最初はサクサク。
乾いたオコゲが、徐々にトロンとやわらかになるその食感の変化がたのしく、ユックリ時間をかけて味わう。
それからココの名物料理、カキ油の和えそばもらう。
極細の麺を蒸して熱を中までくわえ、そこに油をじゃじゃっと注ぐ。
油の中にネギの風味とオイスターソースのうま味がシッカリ混じってて、それをまとわせそのまま味わう…、口に入れたときにはモッタリ。
互いにからんだ麺が舌の上にのっかり、噛むとみるみるうちにそれがほぐれて口いっぱいにちらかっていく…、牡蠣の香りとネギの風味、そして小麦の味わいを味わうゴチソウ。
具なんていらない、麺の食感とタレのうま味をただただ味わう不思議に今日もウットリしつつ、表に出たら、また雷が、そして大雨…、亜熱帯。
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バービー人形がスタイルが良すぎちゃって、それにあこがれて無理なダイエットをする子たちがでると大変だからって、フェミニスト的見地から「普通のバービー人形」を作りましょうプロジェクトっていうのがあるんだそうな…、その結果。
なんてエロい人形になってしまったのでありましょう。
このプロポーションにスタイルは一般的な19歳の女の子に似せたものっていうのだけれど、これが置かれるべき場所って、トイザらスじゃなくて秘宝館じゃないかしら…、って思ったりする(笑)。
リアリティーの追求がときに滑稽で残酷なモノになるって好例。
バービー人形のスタイルがステキと思う夢見る女子に、知識も経験もない空っぽの頭だからこんなに小さな頭なんだよ。
おいしいものをお腹いっぱい食べればお腹も膨らんでくし、豊かなココロを支えるためには足もドッシリ、丈夫なモノになっちゃうからね…、ってやさしく言ってあげられる大人になりたいって思ったりする…、愚痴いいました、ゴメンなちゃい(笑)。
[5回]
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