昨日に続いて麻布十番、仕事の前にちょっと小腹をとフリホーレス。
いろんな料理のお店があるこの東京でも、メキシコ料理の専門店となると、かなりの珍しさ。
レストランスタイルの高級な店は結構ある。
けれどココはしかもブリトーとタコスを専門に扱う気軽なファストフードスタイルの店。
なおさらかなり珍しい。
お店に入るとカウンターがあり、そこで注文をして目の前で作ってもらう。
注文の仕方はなれると簡単。
基本的に小麦で焼いた生地が2タイプ。
固い生地を使うとタコス。
柔らかい生地でくるむとブリトーになる。
具材をえらんで、ソース(サルサ)を選んでそれからトッピング。
メキシコ風の手づかみサラダって感じでたのしめる「健康的が売り物」の業態。
アメリカではどんな街にも、どんなショッピングセンターにもある。
野菜でお腹を満たしたい…、って思ったときにカリフォルニアでは「メキシコ料理を食べようか」って大抵一番最初の選択肢になる。
彼の地ではかなりお世話になったものでありました。
今でもたまに食べたくなると、あぁ、この店に来たいなぁって思い出す…、今日はたまたま近所で仕事で、それでとってもひさしぶり。
やわらか生地でブリトーにする。
ベースにコリアンダーの風味をつけたシラントロライスをひいて、グリルチキンとダイスカットにしたグリルドビーフ。
トマトのサルサと、ハラペニョをタップリ混ぜたグリーンサルサをハーフハーフでピリ辛味にととのえる。
それからワカモレ、ハーブにレタスをタップリ入れてコリアンダーも追加でドッサリ…、アルミホイルと一緒に巻いて、さぁどうぞ。
このスタイルもアメリカ的にてニッコリします…、いただきます。
どっしり、かなりの重量感。
ペロンとアルミホイルを剥ぐと中からトルティーヤの生地。
両手でつかんでカプッとかじる。
生地がシットリ。
唇撫でて、ムチュンと歯切れ、中から具材が転がりだしてやってくる。
ゴロンと生地に包まれて、最初は静かだった口。
ひと噛みごとに、それが騒々しくなって、口の中にくるんだ具材が散らかっていく。
そのうち、包んだ生地がほどけて中身がドサッとこぼれ出す。
フォークですくって食べてみると具材豊富なサラダのように味わえる。
生地で包んだまんま頬張るとわからなかったひとつひとつの具材の食感、味わい、風味がくっきり舌に伝わる。
食感軽やか。
それまでトルティーヤの中で閉じ込められていたいろんな香りが空気にふれて、息をしているみたいに風味がいきいきしてくる。
包み込んだまま手づかみ食べるときと、こうしてフォークで食べてるときでまるで違った料理のように感じるところがたのしくて、そういえば寿司も「にぎり」と「ちらし」ではまるで違った料理だものネ…、って思ったりする、オモシロイ。
お腹もほどよく満たされて、けれどお腹が重たくないのがステキなところ…、機会があればまた来よう!
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