夜桜が見れるかしらと靖国神社。
九段下から坂道あがり、大きな鳥居をくぐってみれば、まだ暗い。
ライトアップは金曜日からという看板があり、桜も咲いてはいるけれどまだ控えめで、桜を見るというよりも「桜を感じる」夜でござった。
千鳥が淵もまだ静か。
それにしても靖国神社というこの場所には、ネットリとした気配を感じる。
それもまたよし…、この週末が待ち遠し!
夜の散歩をジックリとして、それでそろそろ〆をしましょう。
それで「博多ラーメンセンター」までついでの散歩。
九段下発、九段上、千鳥が淵から飯田橋へと旧北の丸をグルンと一周…、夜風も軽くあたたかで、年中こんなやさしい天気だったらいいのにと思いながら、さて夜食。
先日やってきて、たちまちオキニイリになった店。
小さいながら、当たり前においしい博多ラーメンを味わうコトができる店。
お店に入ると夜というのににぎわっている。
メニューは博多ラーメンだけなのに。
餃子なんかがあればお酒を飲みつつ〆にラーメンというお客様がいるのもわかる。
みればほとんどの人たちが替え玉をたのんだ気配。
空っぽのステンレスの小さな鍋がズラッと並んでいましたから、お腹いっぱいになりにお客様がやってきてるのでありましょう。
中には飲んだあとに〆をとやってきて、ズルンと一杯お腹に収めて帰っていくような人もいる。
自分で食べる量を自由に選べるスタイル。
博多ラーメンの使い勝手の良さを感じる。
オモシロイ。
博多ラーメンにネギどっさり増し、キクラゲのっけてもらって食べる。
麺はハリガネ。
おいしい匂いが鼻をくすぐり、麺をたぐってズズッと一口。
熱々スープ…、そこに漂うキレイな脂も熱々で、だからアチチと唇を焼く。
うま味ドッシリ、コッテリ味でなのにスキッと後味がよい…、キレのあるうま味スープが極細麺を伝って口にやってくる。
麺がザクザク歯ぎれるたのしい食感に、シャキシャキ、ネギが奥歯で潰れて脂をキレイに洗いながして一口ごとに口の中がみずみずしくなる、オゴチソウ。
ピリ辛高菜をのせるとそこだけピリ辛になる。
刻んだ紅しょうがをそこにくわえると脂の風味がスキッとしてきて、鼻から抜ける香りもさわやか…、麺を食べつつお腹を空かす。
ゴマをガリガリすりおろし、香りとゴマのコクをくわえてと、味を自在に変えられるのも博多ラーメンのオモシロイとこ。
友人がたのんだ味玉を半分もらう。
黄身がトロンとほどよくなめらか、白身がムチュンと色っぽく醤油のタレの風味もおいしく香ばしい…、やっぱりこの店好きだなぁって思って歩いて、さぁ、帰る。
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